Switchドックの悩み解消! 話題の「GENKI Dock」を使ってみた

レビュー

2020/03/29 18:00

 【なぐもんGO・48】 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、家にこもり気味の人が増えていると思う。そんな時の気晴らしにピッタリなのがゲームだ。とりわけ、Nintendo Switchは大人気。記者も家族と楽しんでいる。ただ、テレビに映像を出力する“ドック”の置き場所に悩んでいる人もいるかもしれない。自分に近い場所に置くと目立つが、遠くにあると何かと不便……。こうした悩みを解決してくれるのがクラウドファンディングで話題の「GENKI Dock」だ。

Nintendo Switchドックの機能を備えた「GENKI Dock」を使ってみた

 GENKI Dockは、「Switchドックが1/10に!」という触れ込みで話題になった商品。ポケットサイズながら、ACアダプターとNintendo Switchドックの機能を兼ね備えている。クラウドファンディングサイト「Makuake」で目標金額を大きく上回る応援購入総額を達成。3月26日12時の時点で目標の約90倍にまで伸びている。

使って分かった秀逸さ

 サンプルを通常のNintendo Switchドックと比べてみると、GENKI Dockがどれほど小さいか一目瞭然だ。電源タップに挿せばさらに目立たない。重量は軽く、持ち運びが楽。端子はUSB3.1 Type-A/CとHDMIのみ。映像出力と本体・コントローラーとの接続という最小限の機能にとどめているのもシンプルでいい。実際にSwitchの映像をテレビに出力しても、何ら違和感はなかった。
 
比べてみるとGENKI Dockの小ささがよくわかる

 Switch本体に付属するドックの悩みは、近くにあると何かの拍子に倒してしまったり、多少ながら場所をとったりすること。このことから、テレビの近くに設置している家庭が多いと考えられる。その場合、チャンネル争いに巻き込まれると、据え置きモードから携帯モードに切り替えるために、テレビ付近まで本体を取りに行く必要があり、少し手間に感じているはずだ。記者も同じ悩みを抱えている。

 また、充電しながらプレイする時は、ACアダプターとケーブルを別に用意していなければ、ドックの位置をずらす必要も出てきてしまう。
 
電源タップに接続すると少し大きなACアダプタほどのサイズ感

 一方、GENKI Dockなら近くにあってもかさばらず、コンセント直結なので倒れる心配もない。携帯モードに切り替える際も、Type-Cケーブルを抜けばそのままプレイできる。GENKI DockからHDMIケーブルを抜けば、充電しながら携帯モードに切り替えることも可能だ。

 記者はテレビと居間の定位置の間にある延長コードに挿して使っている。こうすれば、長いHDMIケーブルは不要で、立ち上がることもないまま据え置きモードと携帯モードを切り替えられる。
 
専用のケースも付いてくる
 
付属のケーブルは本体と直角にケーブルが伸びる設計

 ただ、USB端子はSwitchドックの方が多い。背面と側面に端子を備えるので、ハブとしても活躍する。GENKI Dockの端子は必要最小限に厳選して小型化しているので、この部分がトレードオフだ。
 
端子はSwitchドックより少ない

 手の届く範囲に設置可能なドックでありながら、かさばることのないGENKI Dockは、すでに記者にとって手放せないものになっている。コードを引っ張ってよくドックを倒してしまう、ドックの置き場所に困っている、といった人にもオススメだ。応援購入した場合、製品が届くのは5月末ごろ。製品版がいまから楽しみだ。(BCN・南雲 亮平)