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楽天モバイル、自社回線とau回線のローミングがスムースに

経営戦略

2020/04/15 18:30

 楽天モバイルは4月14日、KDDIとの協定に基づき提供を受けている第4世代移動通信サービス(LTE通信サービス)のローミングで、新たに両社それぞれのコアネットワーク内にある制御装置であるMME(Mobility Management Entity)間を「S10インタフェース」によって接続したと発表した。

楽天モバイルのローミング概要図

 楽天モバイルの携帯キャリアサービスでは、楽天回線エリアとKDDI回線エリア(パートナー回線エリア)が存在する。今回、従来の「S8インタフェース」での接続に加えて、新たにS10インタフェースでも両社のMME間を接続することで、顧客がエリア間を移動する際のネットワーク切り替え動作で、音声通話の切断に伴う再発信が不要となるほか、切り替え時間も短くなるなど、さらに快適な通信環境を提供することが可能となる。

 なお、この取り組みは、KDDIの協力のもと、開発パートナー企業の1社であるシスコシステムズと楽天モバイルの共同開発によって、異なる移動体通信事業者(MNO)同士のMMEを接続することに成功したもの。これによって、顧客の利便性向上を実現した。