Rakuten UN-LIMITってどう? 疑問点まとめ

時事ネタ

2020/04/11 18:00

 第4のキャリア・楽天モバイルの正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」の契約にあたって、気になると思われる点をまとめた。

「Rakuten UN-LIMIT ver2.0」に刷新。よりサービス内容が充実した

疑問1. iPhoneは使える?

 公式回答は「iPhone(iOS)は動作保証対象外」。つまり、現時点ではAndroidスマートフォン限定の通信サービスとなる。iPhoneはeSIMにも対応しているが、楽天回線で公式にeSIMに対応している製品はRakuten Miniのみ。「iPhone 11」などは楽天モバイルのeSIM対応製品には挙げられているが、動作保証外となる。
 
その他のeSIM対応製品(楽天モバイルの取扱いなし・動作保証外)

疑問2 パートナー回線とは何? どこで使える?

 パートナー回線とは、KDDIの回線網を利用したローミングサービスを指し、利用中のデータ通信がどちらのエリアに属するかは、Android用アプリ「my楽天モバイルアプリ」の「ホーム画面」で確認できる仕組み。4月7日時点の最新サービスエリアマップを見ると、関東地方は東京都心を中心に、さいたま市・川崎市・千葉市の一部まで楽天回線エリアとなっており、少なくとも、次世代規格となる他社の5G通信より広いエリアで使えると判断していいだろう。
 
東京都を中心としたサービスエリアマップ

疑問3 上限2GBは少なすぎでは? 超えたら速度はどこまで遅くなる?

 サービス開始とともに、ウェブサイトの表記は「Rakuten UN-LIMIT ver2.0」に刷新。4月22日から順次、パートナー回線の月間データ容量は当初の2GBから5GBに増量し、容量超過後も最大1Mbpsで使えるように改定した。この変更に伴い、料金プランに関する注釈が増えているので、先行申込者は、申込みの前に改めて注釈を確認することをおすすめしたい。
 
料金プランに関する注釈と申込み前の確認事項

※4月8日12時30分時点で、従来の楽天モバイルの通話SIMからの移行申込みができない状況となっていた。4月9日17時時点で、この告知は取り下げられている。

 ver表記は今後も更新されるかどうかは不明だが、モバイル通信を取り巻く環境やユーザーの声に応え、より充実していくのではないかと期待が高まる。(BCN・嵯峨野 芙美)
 
正式プラン開始日、4月8日の楽天・三木谷浩史社長のツイート