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テレワーク需要のPCバブルもひと段落? 販売台数は平年並みに

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、8月のノートPCの販売台数前年比は109.9%。まだ前年は超えているものの、春~初夏にかけてのテレワーク推進に伴う2ケタ増のバブルはひと段落した感がある。


 メーカー別の販売台数前年比で8月も好調を維持しているのはアップル(136.9%)とASUS(182.1%)。NEC富士通・レノボは前年並みだった。販売台数シェアの週次推移ではNECと富士通が安定しツートップを維持している一方で、アップル・レノボ・ASUS・Dynabookの3位争いが熾烈になっている。
 

 シリーズ別ランキングで注目したいのは、早くも2020年夏モデルが上位に浮上していることだ。1位の「LAVIE N15 N1565/AA」と3位の「LAVIE N15 N1515/AA」は、いずれも7月に発売されたばかり。消費者が“良いもの”を選ぶ傾向が出始めており、年末に向けて再び販売のヤマがくることを予感させる結果となった。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。