老舗メーカーが新規参入するなど、サーキュレーターの市場が今アツい。売り場で話を聞くと、最近はよく売れるようになってきたという。だが、サーキュレーターのどこがそんなに良いのか。カギは、「何と合わせて使うか」だ。トレンドや使い方、そして扇風機との違いについて、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaでリサーチした(BCN・寺澤克)。
※価格表示は5月取材当時のものです。
高澤さん
話を聞いたのは、前編で除湿家電について解説してくれたコンシェルジュチーム グループリーダー ソリューションプロフェッショナルの高澤浩二さん。家電製品アドバイザーでもある高澤さんにサーキュレーターのあれこれについて話を聞いてみよう。
──最近はサーキュレーターの新製品が多くないですか?新規参入もあるようですし。
高澤さん(以下敬称略) そうですね。それだけ需要も伸びていると捉えて良いと思います。サーキュレーターの市場はちょっと違った成り立ちなんですよね。新しい家電ってまずは大手メーカーが始めて、市場が形成されたところで、安いモデルを展開する中堅が参入してくる。
でも、サーキュレーターは、山善やアイリスオーヤマなど、俗にいう中堅メーカーが最初に市場を形成してきたんです。ちなみに、5000円前後で購入できるここら辺のモデルは、今でも人気を集めています。
サーキュレーターは安価で購入できるものも多い
リーズナブルなのは山善のサーキュレーター
アイリスオーヤマの商品もお手頃価格だ
──確かに、大手メーカーの参入は最近ですね。
高澤 はい。最近参入してきたのは、シャープ、象印、パナソニックなど、名だたるメーカーです。
高澤 体感的にいうと扇風機は当たって心地良い「やわらかな風」、サーキュレーターはまっすぐと風が当たる感じです。
つまり、扇風機は人が風に当たって涼むためのもの、サーキュレーターは単に空気を循環させ、かき混ぜる用途に特化したもの、と考えてください。
──なるほど、構造的には何が違うんでしょうか。
扇風機は周囲が閉じていない
高澤 扇風機は羽の周りが風を通り抜けられるよう網目状です。
サーキュレーターは側面に穴がなく
直線的で力強い送風が可能
高澤 一方でサーキュレーターは空気の通り道は羽の前面だけ。まっすぐ、遠くまで風を飛ばせるんです。
──空気をかき混ぜられるサーキュレーター。どんな使い方があるんですか?
高澤 いくつか使い方をご紹介します。どれも「何かと合わせて使う」のがポイントです。
まずは、エアコンとの併用です。例えば、冷房のときは、冷たい空気は下に溜まる。逆に、暖房のときは、暖かい空気は天井に溜まります。温度にムラができてしまうことがある。
ここにサーキュレーターを合わせれば、空気を動かして、温度を均一にできます。冷房時はより涼しく、暖房時はより暖かく感じられることでしょう。冷暖房の効率アップにもつなげられます。
あとは、部屋干しですね。除湿機とサーキュレーターを合わせた製品も登場していますが、風を当ててあげるだけでも湿気が抜けやすく、衣類の乾燥を早められます。
夏場は除湿機との合わせ技が効率的ですが、冬場は乾燥しすぎるので、サーキュレーターの風だけで乾かすのがオススメです。
そして単純に換気に役立ちます。冷暖房が不要な時期には、サーキュレーターで空気を循環させることで、快適な環境を実現できます。
高澤 わかりました。大手メーカーが参入してきたことで、最近は機能性の高い商品が増えてきましたので、そうした製品を中心に紹介できればと思います。
プラズマクラスターサーキュレーター
「PK-18S03」
高澤 まずは、シャープが発売したサーキュレーター「PK-18S03」です。お家芸の「プラズマクラスター」を搭載し、空気を循環させながら、お部屋の除菌や、衣類の消臭ができてしまう優れものです。
フクロウの翼を応用したという「ネイチャーテクノロジー」を活用したファン形状も特徴の一つ。これにより、静音性も高くなっています。
2WAY サーキュレーター
「RC-AA30」
高澤 こちらは象印が初めて開発したサーキュレーターです。扇風機とサーキュレーターの一台二役を実現したのが大きな特徴です。
ファン部分のルーバーにより運転が切り替わる
開閉する様子はジェットエンジンのようだ
ファン部分のルーバーにより運転を切り替えるのですが、ジェット機のようなギミックが、なんだか男心をくすぐりますよね(笑)。
「FlexBreeze HydroGo」
高澤 最後はアメリカのSharkNinjaから登場したコードレスサーキュレーター「FlexBreeze HydroGo」です。コードレスなので、野外でも使用できるモデルです。
カラーは全部で7色を展開
水を入れればミストが発生 最大1時間持続する
高澤 カラーバリエーションも豊富で、注目は水を入れてミストを楽しめる点。ミストの気化熱効果で涼しくなれる一台です。
※価格表示は5月取材当時のものです。
需要増えているサーキュレーター 市場も活況 大手参入は最近になってか
話を聞いたのは、前編で除湿家電について解説してくれたコンシェルジュチーム グループリーダー ソリューションプロフェッショナルの高澤浩二さん。家電製品アドバイザーでもある高澤さんにサーキュレーターのあれこれについて話を聞いてみよう。
──最近はサーキュレーターの新製品が多くないですか?新規参入もあるようですし。
高澤さん(以下敬称略) そうですね。それだけ需要も伸びていると捉えて良いと思います。サーキュレーターの市場はちょっと違った成り立ちなんですよね。新しい家電ってまずは大手メーカーが始めて、市場が形成されたところで、安いモデルを展開する中堅が参入してくる。
でも、サーキュレーターは、山善やアイリスオーヤマなど、俗にいう中堅メーカーが最初に市場を形成してきたんです。ちなみに、5000円前後で購入できるここら辺のモデルは、今でも人気を集めています。
──確かに、大手メーカーの参入は最近ですね。
高澤 はい。最近参入してきたのは、シャープ、象印、パナソニックなど、名だたるメーカーです。
直線的な風を遠くに送れる それがサーキュレーター
──ところで、サーキュレーターって扇風機と何が違うんですか?高澤 体感的にいうと扇風機は当たって心地良い「やわらかな風」、サーキュレーターはまっすぐと風が当たる感じです。
つまり、扇風機は人が風に当たって涼むためのもの、サーキュレーターは単に空気を循環させ、かき混ぜる用途に特化したもの、と考えてください。
──なるほど、構造的には何が違うんでしょうか。
高澤 扇風機は羽の周りが風を通り抜けられるよう網目状です。
直線的で力強い送風が可能
高澤 一方でサーキュレーターは空気の通り道は羽の前面だけ。まっすぐ、遠くまで風を飛ばせるんです。
主な使い方は? ポイントはほかの家電との合わせ技

──空気をかき混ぜられるサーキュレーター。どんな使い方があるんですか?
高澤 いくつか使い方をご紹介します。どれも「何かと合わせて使う」のがポイントです。
エアコンの運転効率向上に!
まずは、エアコンとの併用です。例えば、冷房のときは、冷たい空気は下に溜まる。逆に、暖房のときは、暖かい空気は天井に溜まります。温度にムラができてしまうことがある。
ここにサーキュレーターを合わせれば、空気を動かして、温度を均一にできます。冷房時はより涼しく、暖房時はより暖かく感じられることでしょう。冷暖房の効率アップにもつなげられます。
部屋干しにも使える 除湿機と組み合わせると効果的
あとは、部屋干しですね。除湿機とサーキュレーターを合わせた製品も登場していますが、風を当ててあげるだけでも湿気が抜けやすく、衣類の乾燥を早められます。
夏場は除湿機との合わせ技が効率的ですが、冬場は乾燥しすぎるので、サーキュレーターの風だけで乾かすのがオススメです。
もちろん 換気にも役立てられる
そして単純に換気に役立ちます。冷暖房が不要な時期には、サーキュレーターで空気を循環させることで、快適な環境を実現できます。
家電製品アドバイザーが選ぶ サーキュレーター注目商品3選!
──最後に注目製品や人気製品について教えてください。高澤 わかりました。大手メーカーが参入してきたことで、最近は機能性の高い商品が増えてきましたので、そうした製品を中心に紹介できればと思います。
プラズマクラスターで除菌・消臭! シャープ「PK-18S03」
「PK-18S03」
高澤 まずは、シャープが発売したサーキュレーター「PK-18S03」です。お家芸の「プラズマクラスター」を搭載し、空気を循環させながら、お部屋の除菌や、衣類の消臭ができてしまう優れものです。
フクロウの翼を応用したという「ネイチャーテクノロジー」を活用したファン形状も特徴の一つ。これにより、静音性も高くなっています。
扇風機にもなる ギミックがメカメカしい 象印「RC-AA30」
「RC-AA30」
高澤 こちらは象印が初めて開発したサーキュレーターです。扇風機とサーキュレーターの一台二役を実現したのが大きな特徴です。
開閉する様子はジェットエンジンのようだ
ファン部分のルーバーにより運転を切り替えるのですが、ジェット機のようなギミックが、なんだか男心をくすぐりますよね(笑)。
コードレスでミストも出せる SharkNinja「FlexBreeze HydroGo」
高澤 最後はアメリカのSharkNinjaから登場したコードレスサーキュレーター「FlexBreeze HydroGo」です。コードレスなので、野外でも使用できるモデルです。
高澤 カラーバリエーションも豊富で、注目は水を入れてミストを楽しめる点。ミストの気化熱効果で涼しくなれる一台です。






