かわいくて安全なデジタルアクセ MOTTERUの考える安全性とは?【どうなるモバブ】
【どうなるモバイルバッテリーのこれから・3】モバイルバッテリー絡みの事故が、話題に上ることが多くなった。政府も対策を進めているところで、今後は、事業者側に製品の回収義務が課されることになる。そこで、メーカー側は安全性に対してどのように考え、対処していくのか。本連載では、各社製品の特徴を踏まえながら、関係者に取材していく。今回取材したのは、カラフルな製品を多数展開するMOTTERUだ。(BCN・寺澤 克)
代表取締役 櫻田良太さん
──会社、そして製品の特徴について。
櫻田さん(以下敬称略) スマホアクセサリーメーカーで20年ほど営業や企画に携わってきたんですが、他社との差別化を図っていくためには、明確なブランディングが必要ということを肌で感じました。
そうした中で、スピンアウトし「誰もが持ちたくなるプロダクトを」をコンセプトにMOTTERUを立ち上げました。
製品としては、女性からも愛されるようなかわいらしい製品を多数展開しているところです。また一般的な企業がメーカー保証半年~1年なのに対して、我々は2年と設定しているように、品質についても重きを置いています。
──なるほど、品質もですが、カラフルな製品が多いですよね。
MOTTERUといえば、豊富なカラバリだ
櫻田 はい。こうした製品アイデアが生まれてくるのは、当社で働く女性、そしてお母さま方のおかげだと思っています。当社の社員は約6割が女性なんです。
ですから、オフィス環境含めて、彼女たちが働きやすくなるような取り組みを積極的に取り入れてきました。
私自身、幼少期は両親が忙しく、例えば授業参観に来てくれないなんてこともありました。その経験も踏まえ、子どもが熱を出したら在宅OK、授業参観や子どもの送り迎えにも対応できるよう私用での外出もOKと、フレキシブルな業務体制で経営を行っています。そこも当社の特徴の一つと言えるかもしれません。
もちろん楽天やAmazonでいただいたレビューも、製品改善やアイデアにつながることが多いです。どんなカラーが欲しいのか、どこが不便だったのか、気づきを得られるきっかけになります。ちなみに時間があるときに、レビューは私が全部チェックしています(笑)。
──御社の安全性に関する取り組みについて教えてください。
櫻田 一言で言えば「品質には妥協しない」です。
我々の製品は中国で製造していますが、視察に行くと実感するのは、工場の設備のレベルは本当にそれぞれということ。
その中でもランクの高い工場は、検査機器が充実していて、設備が整っています。そして、自動化が進んでいるというのが特徴として挙げられます。
そうした工場で製造するとコストは上がりますが、当然品質面では非常に優れています。例えば、一般的なモバイルバッテリーが繰り返しで使用できる回数が約500回。それを当社のリチウムイオン電池は約1000回以上使えるものを使用しています。オーバースペックではありますが、それだけ品質の良いものを使っているということがわかるかと思います。
また、企画・設計段階から工場と連携して製品開発を行っています。エンジニアも当社に在籍しているので、問題が起きた場合でもすぐに解析できるのが強みです。
櫻田 スペックだけでなく発熱なども考慮した設計を行い、検査基準も厳しいものを設けています。
モバイルバッテリーは、小さすぎると熱の逃げ場がなくなり、熱を持ちやすくなってしまいます。充電していて熱くなってしまうのは、熱がこもっているせいなんですね。
──確かに、熱くなってしまう製品もありますね。
櫻田 はい。スペックの高い製品が、実は製品認証を通す個体だけ性能が高く、量産品は熱を持って、本来の出力を発揮できない、というケースも散見されています。
その点、当社は、サンプルだろうが量産品だろうが、変わらず高品質です。
それと安全性の試験も当社で行っています。
──具体的にはどんな試験を?
櫻田 基本的には、出力が正常なのかをテストし、過電流保護や温度保護など、必要な保護機能が働くかの確認を当社のエンジニアが行います。もちろん、温度については、熱くならないよう、当社の定めた基準内かどうかも検証します。中国の工場側がOKでも、当社の基準には満たない場合は、当然商品化はできません。
──そのほか、サポート体制は。
櫻田 国内で電話やメールなどのサポート体制を構築しているほか、不測の事態に備え、PL保険(生産物賠償責任保険)にも加入しています。ちなみに、営業時間に来た問い合わせについては、返せるものはその日に返すことをモットーにしています。
櫻田 ユーザーへのコラム記事などを中心に展開しています。
可愛い世界観とは裏腹に「技術コラム」では、当社のエンジニアが詳細な解説を行っています。こってりな内容ですが、閲覧数が一気に伸びたなんて事例もありました(笑)。
それと、検索エンジンでの検索数が高いワードについて解説を行うといった取り組みで、消費者の疑問にメーカーとして答えるといったことも行います。最近は「飛行機にモバイルバッテリー持ち込んでいいの?」という内容が検索上位でしたので、それを我々なりに解説したものを掲載しました。
──今後の展開は。
1月に始まった回収サービス
櫻田 ちょうど1月からモバイルバッテリーを自社で回収するサービスを開始したところです。
他社と違うのは、回収してからどのようにそれが生まれ変わるか、までをユーザーの皆様にお見せしたいと考えているところです。
リサイクルの手順が詳しく掲載されている
バッテリーって意外と長く使うじゃないですか。そんな相棒みたいなものをただ捨てるだけでは寂しい。新しく生まれ変わる、エコにつながる活動なんです、っていうところをアピールしていきたいと思っています。
──製品については。
櫻田 安全性の高い準固体バッテリーを搭載したモデルを追加していく予定です。3月に製品を発売し、その後、20000mAhクラスの大容量モデルなどもリリース予定です。
今後も、市場のニーズの変化に対応しつつ、さらに安全性を高めた製品を展開したいと考えています。
──ありがとうございました!
女性社員のアイデアが製品につながる 働きやすい環境も大切
話を聞いたのは、代表取締役を務める櫻田良太さん。創立7年目を迎え、6期連続で売り上げを伸ばしているというMOTTERU。最近では、LOFTやハンズといった生活雑貨を取り扱う小売店にも製品を展開している。早速話を聞いてみよう。──会社、そして製品の特徴について。
櫻田さん(以下敬称略) スマホアクセサリーメーカーで20年ほど営業や企画に携わってきたんですが、他社との差別化を図っていくためには、明確なブランディングが必要ということを肌で感じました。
そうした中で、スピンアウトし「誰もが持ちたくなるプロダクトを」をコンセプトにMOTTERUを立ち上げました。
製品としては、女性からも愛されるようなかわいらしい製品を多数展開しているところです。また一般的な企業がメーカー保証半年~1年なのに対して、我々は2年と設定しているように、品質についても重きを置いています。
──なるほど、品質もですが、カラフルな製品が多いですよね。
櫻田 はい。こうした製品アイデアが生まれてくるのは、当社で働く女性、そしてお母さま方のおかげだと思っています。当社の社員は約6割が女性なんです。
ですから、オフィス環境含めて、彼女たちが働きやすくなるような取り組みを積極的に取り入れてきました。
私自身、幼少期は両親が忙しく、例えば授業参観に来てくれないなんてこともありました。その経験も踏まえ、子どもが熱を出したら在宅OK、授業参観や子どもの送り迎えにも対応できるよう私用での外出もOKと、フレキシブルな業務体制で経営を行っています。そこも当社の特徴の一つと言えるかもしれません。
もちろん楽天やAmazonでいただいたレビューも、製品改善やアイデアにつながることが多いです。どんなカラーが欲しいのか、どこが不便だったのか、気づきを得られるきっかけになります。ちなみに時間があるときに、レビューは私が全部チェックしています(笑)。

コストはかかっても設備が整った工場で生産 エンジニアも本社に在籍し不具合対応も早い
──御社の安全性に関する取り組みについて教えてください。
櫻田 一言で言えば「品質には妥協しない」です。
我々の製品は中国で製造していますが、視察に行くと実感するのは、工場の設備のレベルは本当にそれぞれということ。
その中でもランクの高い工場は、検査機器が充実していて、設備が整っています。そして、自動化が進んでいるというのが特徴として挙げられます。
そうした工場で製造するとコストは上がりますが、当然品質面では非常に優れています。例えば、一般的なモバイルバッテリーが繰り返しで使用できる回数が約500回。それを当社のリチウムイオン電池は約1000回以上使えるものを使用しています。オーバースペックではありますが、それだけ品質の良いものを使っているということがわかるかと思います。
また、企画・設計段階から工場と連携して製品開発を行っています。エンジニアも当社に在籍しているので、問題が起きた場合でもすぐに解析できるのが強みです。
熱がこもらない 量産品でも高品質を維持する 電話窓口などサポートも充実
──製品の設計面ではどうでしょうか。櫻田 スペックだけでなく発熱なども考慮した設計を行い、検査基準も厳しいものを設けています。
モバイルバッテリーは、小さすぎると熱の逃げ場がなくなり、熱を持ちやすくなってしまいます。充電していて熱くなってしまうのは、熱がこもっているせいなんですね。
──確かに、熱くなってしまう製品もありますね。
櫻田 はい。スペックの高い製品が、実は製品認証を通す個体だけ性能が高く、量産品は熱を持って、本来の出力を発揮できない、というケースも散見されています。
その点、当社は、サンプルだろうが量産品だろうが、変わらず高品質です。
それと安全性の試験も当社で行っています。

──具体的にはどんな試験を?
櫻田 基本的には、出力が正常なのかをテストし、過電流保護や温度保護など、必要な保護機能が働くかの確認を当社のエンジニアが行います。もちろん、温度については、熱くならないよう、当社の定めた基準内かどうかも検証します。中国の工場側がOKでも、当社の基準には満たない場合は、当然商品化はできません。
──そのほか、サポート体制は。
櫻田 国内で電話やメールなどのサポート体制を構築しているほか、不測の事態に備え、PL保険(生産物賠償責任保険)にも加入しています。ちなみに、営業時間に来た問い合わせについては、返せるものはその日に返すことをモットーにしています。
1月から回収サービス展開 何に生まれ変わるか?ポジティブな面を伝えたい
──消費者への啓発活動などは。櫻田 ユーザーへのコラム記事などを中心に展開しています。
可愛い世界観とは裏腹に「技術コラム」では、当社のエンジニアが詳細な解説を行っています。こってりな内容ですが、閲覧数が一気に伸びたなんて事例もありました(笑)。
それと、検索エンジンでの検索数が高いワードについて解説を行うといった取り組みで、消費者の疑問にメーカーとして答えるといったことも行います。最近は「飛行機にモバイルバッテリー持ち込んでいいの?」という内容が検索上位でしたので、それを我々なりに解説したものを掲載しました。
──今後の展開は。
櫻田 ちょうど1月からモバイルバッテリーを自社で回収するサービスを開始したところです。
他社と違うのは、回収してからどのようにそれが生まれ変わるか、までをユーザーの皆様にお見せしたいと考えているところです。
バッテリーって意外と長く使うじゃないですか。そんな相棒みたいなものをただ捨てるだけでは寂しい。新しく生まれ変わる、エコにつながる活動なんです、っていうところをアピールしていきたいと思っています。
──製品については。
櫻田 安全性の高い準固体バッテリーを搭載したモデルを追加していく予定です。3月に製品を発売し、その後、20000mAhクラスの大容量モデルなどもリリース予定です。
今後も、市場のニーズの変化に対応しつつ、さらに安全性を高めた製品を展開したいと考えています。
──ありがとうございました!





