セットで使いたい Nothingの最新フラッグシップスマホとヘッドホン

 Nothingは8月20日にフラッグシップモデルのスマートフォン「Phone (3)」とスピーカーメーカーのKEFとのコラボヘッドホン「Headphone (1)」を発表した。発売はいずれも8月28日。

セットで揃えたい Nothingのスマホとヘッドホン

背面にLEDディスプレー デザインだけでなく実用性備えたフラッグシップ

Phone (3)

 「Phone (3)」は、Glyphマトリックス(マイクロLEDディスプレー)や、幾何学的デザイン、高いパフォーマンスを特徴としたフラッグシップモデル。
 
先代からよりスリムに、ベゼル幅は均一

 本体は、大胆な幾何学的フォルムとモジュール構造を融合したデザインを採用し、手にも馴染むような使い心地で快適性も高めている。ベゼル幅は1.87mmで、先代の「Phone (2)」と比較して18%のスリム化に成功した。

ディスプレーには6.67インチ AMOLEDディスプレーを採用。IP68の防水・防塵性能を備えており、あらゆる環境にも対応できる。

 SoCには、Snapdragon 8s Gen 4を採用し、画像処理や高速なAI処理、高いゲーム性能など全体的な効率性を高めた。先代と比べてCPU処理速度が36%、GPUグラフィック性能が88%向上している。

 バッテリーにはシリコンカーボンバッテリーを採用し、容量は5150mAh。65Wの高速充電と15Wのワイヤレス充電にも対応しており、65Wの高速充電なら、54分で充電が完了する。
 
カメラとGlyphマトリックス(本体右上)

 メインカメラには、クラス最高の1/1.3インチ大型センサーを搭載し、カメラシステムは3倍光学ズームにも対応。動画撮影では、機械式手ブレ補正機能つき4K(60fps)もサポートする。また、フォトグラファーと共同開発したプリセットを使えば、誰でも簡単に美しく撮影ができるので、手軽に思い通りの写真も残すことができる。

 特徴的なGlyphマトリックスは、Glyphボタンをタップすれば、Glyphミラー、デジタルクロック、ストップウォッチ、バッテリー表示などの設定ができる。Glyphトイを用意すればちょっとしたツールや、マイクロゲームも楽しめる仕様となっている。

 Nothing OSでは、ホーム画面でのアプリラベルの非表示設定など、デザインや機能を自分好みに自由にカスタマイズできる。AI機能も備え、アイデア、メモ、コンテンツなどの情報の保存と整理をサポートする「Essential Space」、スマートフォンを裏返しEssential Keyを長押しするだけで、会議や会話の文字起こしと要約が自動で始まる「Flip to Record」などの機能が搭載している。

 このほか、日本市場向けにFeliCaを搭載し、おサイフケータイに対応。eSIMも使用でき、国内の幅広いユーザーのニーズに応える仕様となっている。
 
ホワイト、ブラックの2色展開

 カラーはホワイト、ブラックの2色展開。メモリー12GB+ストレージ256GBが12万4800円、16GB+512GBが13万9800円となっている。Nothing 公式オンラインストア、楽天モバイルで予約受付中だ。
 

KEFとコラボ! Nothingの初のヘッドホンが登場

KEFとのコラボで初のヘッドホンが登場

 「Headphone (1)」は、KEFは、Nothingとの初のコラボレーション製品で、Nothing初となるヘッドホン。KEFのオーディオ技術とNothingの独自のデザイン、直感的なタッチコントロール、没入型のユーザー体験を融合させた製品だ。

 ドライバーには、カスタム設計の40mmダイナミックドライバーを採用。デバイス内での空間化処理と内蔵ヘッドトラッキングで、サウンドを、360度のサウンドステージに変換することもできる。接続は有線、無線に対応。Hi-Res Audio、LDAC、USB-Cロスレス再生、3.5mmジャックに対応し、どちらでも優れた音質を維持できる。
 
プレミアムな素材を採用した本体

 本体には、成形アルミニウムやPUメモリーフォームなどのプレミアム素材を採用し、快適性と視覚的なインパクトを両立。イヤーカップはアルミニウムと耐久性のあるプラスチックを組み合わせることで強度を確保し、伸縮式のアームは調整も可能だ。イヤーパッドは、油に強く、耳の形に自然にフィットし、耳への圧力を軽減。さまざまな頭部の形状に対応し、一日を通して快適な装着感を提供する。

 操作部には触覚式コントロールを採用。ローラー・パドル・ボタンで、ボリューム調整、メディアナビゲーション、ANCの切り替えができ、タッチ操作をあえて排除した直感的な操作方式を採用している。

 アクティブノイズキャンセリング(ANC)やトランスペアレンシー、スペーシャルオーディオといったモードも搭載する。トランスペアレンシーモードはユーザーが周囲の状況を把握できるようになるモード。AIを活用した4マイクENCシステムは、騒がしい環境での通話でも、クリアな音声を届けることができる。

 再生時間は最大35時間。5分間の急速充電でANCをオンにしたまま2.4時間の再生が可能だ。Bluetooth 5.3、デュアルデバイス接続、Fast Pairに対応し、デバイス切り替えもスムーズに行える。

 このほかChatGPTを活用した、音声操作にも対応。専用アプリでボタンアクションをカスタマイズすれば、音声アシスタントの起動など、コマンドを設定できる。最近のオーディオアプリやお気に入りの機能をシームレスに切り替えられるChannel Hop機能なども備えている。
 
ホワイトとブラックを展開

 カラーはホワイト、ブラックの2色展開で、希望小売価格は3万9800円。こちらもKEF Music Gallery TOKYO、KEF 公式オンラインストア、Nothing 公式オンラインストアで予約受付中だ。
ギャラリーページ