223作品から最優秀賞を選定、「第3回 樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」開催

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2020/12/10 13:35

 樫尾俊雄記念財団が運営する樫尾俊雄発明記念館は、小学生を対象とした「第3回 樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」を開催した。最優秀賞である「樫尾俊雄賞」は、長崎県長崎大学教育学部附属小学校4年の小林拓眞さんが受賞した。

最優秀賞を受賞した長崎長崎県長崎大学教育学部附属小学校4年の小林拓眞さん

 コンテストは、「人の役に立つもの」「日常生活に便利なもの」「未来の世界であったらいいなと思うもの」の三つをテーマに募集。7月10日~9月30日の期間に全国20都道府県の小学生から233作品の応募があった。

 今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、作品発表と最終審査、表彰式を行う決勝大会は中止し、審査員4人(音力発電 代表取締役 速水浩平氏、ガリレオ工房理事 滝川洋二氏、サイエンスパフォーマー すずきまどか氏、樫尾俊雄記念財団 理事長の樫尾隆司氏)による作品の最終審査で受賞作品を決定した。

 最優秀賞である「樫尾俊雄賞」に輝いた小林拓眞さんの作品「オンラインゲームで集めろ!世界の海中プラゴミ!!」は、「未来の世界であったらいいなと思うもの」をテーマにした、楽しく遊べて海のプラゴミゼロを実現するためのアイディア。「僕は日頃から海がプラスチックゴミで汚れているのが気になっているのでその解決方法のアイディアで最優秀賞を貰えたことが嬉しいです。来年もまた、発明アイディアコンテストに応募したいと思います。将来は、人の役に立つアイディアが沢山でてくる発明家になれるように一生懸命勉強します」とコメントを寄せた。
 

 ほかには、優秀賞の「発明記念館賞」が河村実歩さん(愛知県刈谷市立日高小学校)による「タニシ型ロボット『タニロボくん』」、「発明アイディア奨励賞」が川口慶士さん(愛知県刈谷市立双葉小学校)による「心の声バッチ」が受賞。「審査員特別賞」には、杉江芽依さん(愛知県刈谷市立住吉小学校)、三浦かりんさん(北海道下川町立下川小学校)、伊勢藍璃さん(兵庫県神戸市立小部小学校)さんが受賞した。

 樫尾俊雄 発明アイディア コンテストは、発明による社会貢献の喜びを次世代に伝えることを目的としたコンテスト。第3回の受賞作品は、東京都世田谷区の樫尾俊雄発明記念館で次回コンテスト開催まで展示する。