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加湿器のおすすめ製品と選び方を徹底指南 部屋の広さと加湿方式は要チェック

コラム

2026/01/29 15:00

 冬の関東地方や、季節風の影響を受けやすい日本海側では、室内の乾燥に悩まされる方が少なくありません。エアコン暖房や冷房を使うと、室内の湿度は想像以上に下がりやすく、乾燥した状態が続くと体調不良や肌トラブルにつながることもあるため「別の方法で対策したい」という方も多いでしょう。そんなときにおすすめなのが、加湿器です。

 ただし、加湿器には複数の加湿方式があり、部屋の広さや生活スタイルに合わない製品を選んでしまうと、「思ったより効果を感じない」「お手入れが大変」といった不満につながることもあります。



 そこで本記事では、加湿器の基本から選び方のポイントを整理しつつ、用途別におすすめの製品を紹介します。初めて加湿器を選ぶ方でも失敗しにくいよう、わかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
 

加湿器とは



 加湿器とは、空気中に水分を放出することで室内の湿度を適切な状態に保つ家電です。暖房や冷房を使用する季節は空気が乾燥しやすく、加湿器を使うことで喉や肌の乾燥対策、風邪予防、静電気の軽減などが期待できます。

 仕組みは製品によって異なりますが、水を気化・蒸発させたり、細かなミストとして放出したりすることで湿度を上げる点は共通しています。室内の湿度は40~60%程度が快適とされており、加湿器はその範囲を保つためのサポート役といえるでしょう。

 一方で、加湿器は水を扱う家電であるため、使い方を誤るとカビや雑菌が繁殖しやすくなる点には注意が必要です。特に給水タンクや内部の清掃を怠ると、不衛生な状態で加湿してしまうおそれがあります。加湿器は乾燥対策に役立つ便利な家電ですが、仕組みや注意点を理解したうえで、自分の生活環境に合った製品を選ぶことが大切です。
 

加湿器の選び方



 加湿器を選ぶ際は、「どれを買っても同じ」と考えてしまいがちですが、実際には加湿方式・対応できる部屋の広さ・設置しやすさ・お手入れのしやすさなど、チェックすべきポイントがいくつもあります。これらを把握せずに選んでしまうと、「思ったほど加湿されない」「音やサイズが気になる」「掃除が面倒で使わなくなった」といった失敗につながるため注意しましょう。

 ここからは、加湿器選びで重要なポイントを項目ごとに分けて、わかりやすく解説していきます。
 

加湿方式


 加湿器を選ぶうえで、まず理解しておきたいのが「加湿方式」の違いです。加湿方式によって、加湿の仕方や電気代、安全性、お手入れの手間が大きく変わります。

 ここでは代表的な気化式・ハイブリッド式・超音波式・スチーム式の4種類について、それぞれの特徴を解説します。
 


 まず、気化式は水を含ませたフィルターに風を当て、自然に蒸発させる方式です。加湿しすぎにくく、電気代が比較的安い点がメリットですが、加湿力は控えめで、フィルターの定期的な掃除や交換が必要になります。静音性を重視したい人に向いています。

 ハイブリッド式は、気化式にヒーターを組み合わせた方式で、効率よく加湿できるのが特徴です。室温が低い冬場でも加湿力が落ちにくく、バランスの良さが魅力といえるでしょう。ただし、気化式より電気代はやや高くなります。

 超音波式は、超音波の振動で水を細かなミストにして放出する方式です。本体がコンパクトでデザイン性に優れたモデルが多く、価格も手頃なのが魅力です。一方で、水中の不純物も一緒に放出されやすいため、こまめな掃除が欠かせません。

 スチーム式は、水を加熱して蒸気として放出する方式で、加湿力が高く、雑菌が繁殖しにくい点がメリットです。その反面、電気代が高くなりやすく、本体が熱くなるため置き場所には注意が必要です。

 それぞれに向き・不向きがあるため、使う部屋の環境や重視したいポイントに合わせて選ぶことが大切です。
 

適用畳数


 加湿器を選ぶ際に見落としがちなのが、「適用畳数」が部屋の広さに合っているかどうかです。加湿能力が不足していると、運転していても湿度がなかなか上がらず、反対に能力が高すぎると加湿しすぎて結露やカビの原因になることもあります。そのため、部屋の広さに応じた加湿能力を目安として把握しておくことが大切です。

 加湿器の適用畳数は、一般的に木造(和室)とプレハブ(洋室)で分けて表示されています。これは、木造住宅のほうが湿気を吸収しやすく、同じ広さでもより高い加湿能力が必要になるためです。

 なお、部屋の断熱性やエアコンの使用状況、人の出入りの多さによっても必要な加湿量は変わります。表示されている適用畳数はあくまで目安として捉え、少し余裕をもたせる意識で選ぶと、失敗しにくいでしょう。
 

サイズと置き場所


 加湿器は、どこに置くかによって加湿効果や使い勝手が大きく変わる家電です。そのため、本体サイズだけでなく、設置場所との相性まで含めて考えることが重要になります。

 まずサイズについては、一人暮らし向けの加湿器はコンパクトなモデルが多く、床置き・棚置き・デスク上など、設置方法もさまざまです。ただし、本体が小さすぎるとタンク容量も少なくなり、給水の回数が増えてしまう点には注意が必要です。日常的に使う場合は、設置スペースと給水頻度のバランスを考えて選ぶとよいでしょう。

 置き場所のポイントとしては、吹き出し口が床から70cm~100cmほどの高さになる位置が理想とされています。これは、加湿された空気が部屋全体に広がりやすくなるためです。床に直接置く場合は、家具の陰にならない場所を選び、棚やテーブルに置く場合は転倒しにくい安定した場所を確保しましょう。
 

お手入れのしやすさ


 加湿器は水を使う家電なので、お手入れのしやすさは非常に重要なポイントです。

 たとえば、タンクの口が広く手を入れて洗いやすい構造や、分解しやすい設計のものは、日常的な掃除がしやすくなります。さらに、自動洗浄機能や抗菌加工が施されたモデルであれば、清潔さを保ちやすく、忙しい方にもおすすめです。

 掃除が面倒だと使用頻度が下がりがちになるため、購入前にお手入れ方法や頻度を確認し、無理なく管理できるモデルを選びましょう。
 

便利機能


 加湿器を選ぶ際は、あると便利な機能にも注目すると、日々の使い勝手が大きく向上します。生活スタイルに合った機能を選ぶことで、無理なく快適に使い続けやすくなるでしょう。

 代表的な便利機能は以下のとおりです。

・タイマー機能
 就寝前や外出前に運転時間を設定できる機能です。加湿しすぎを防げるほか、消し忘れの心配も減らせます。

・自動運転(湿度センサー)
 室内の湿度を感知し、適切な加湿量に自動で調整します。常に快適な湿度を保ちやすく、加湿のしすぎも防止できます。

・上部給水
 タンクを取り外さずに給水できるため、重いタンクを持ち運ぶ必要がありません。毎日の給水作業を手軽にしたい方におすすめです。

・静音運転
 運転音を抑えるモードで、就寝中や在宅ワーク中でも音が気になりにくくなります。集合住宅に住んでいる方にも向いています。

・アロマ対応
 専用トレーにアロマオイルを入れて、香りを楽しめる機能です。リラックス空間を作りたい方に適しています。

 すべての機能が必要とは限りませんが、用途に合わせてプラスαの要素としてチェックしてみましょう。
 

おすすめの製品


 ここからは、はじめての1台でも選びやすく、性能バランスが良いモデルを中心におすすめの加湿器を3つ紹介します。

 今回は、乾燥しやすい冬の関東圏でも使いやすい気化式、手軽さが魅力の超音波ハイブリッド、清潔さと加湿パワーで支持されるスチーム式から、代表的な製品をピックアップしました。

 それぞれ「どんな部屋・暮らしに向いているか」もあわせて解説するので、自分の生活に合うタイプをイメージしながらチェックしてみてください。
 

Panasonic ヒーターレス気化式加湿機 FE-KX05C



 PanasonicのFE-KX05Cは、ヒーターを使わない気化式を採用した省エネモデルです。ヒーターを使わないため消費電力が非常に低く、毎日長時間使っても電気代を抑えやすいのが大きな魅力です。強モードでも消費電力は8W前後と小さく、寝室やリビングなど日常的に長く運転したい人に向いています。

 また、Panasonic独自の「ナノイー」機能により、加湿フィルターを清潔に保ちつつ、うるおい成分を含んだ微粒子イオンを放出します。これは肌やのどの乾燥が気になる人に嬉しいポイントです。さらに、「おまかせ」「のど・肌」「おやすみ」など複数の運転モードを搭載し、季節やシーンに応じて使い分けが可能。フィルター清潔モードや広口タンクなど、お手入れのしやすさにも配慮された設計になっています。

 コンパクトなフォルムながら、寝室や子ども部屋など中~小空間での快適な加湿に最適な1台です。

出典:Panasonic ヒーターレス気化式加湿機 FE-KX05C
 

アイリスオーヤマ 上給水超音波ハイブリッド加湿器AHM-HUT55A



 アイリスオーヤマのAHM-HUT55Aは、超音波式と加熱式の良さを合わせたハイブリッド方式を採用した加湿器です。最大約550ml/hの大加湿量と6Lの大容量タンクにより、広めのリビングや乾燥しやすい空間でもしっかり湿度をキープできます。

 また、給水は上から注ぐ「上給水」方式と、タンクを外して水道で給水するバケツ式の2WAYに対応。給水のたびにいちいち動かすのが面倒……というストレスも軽減できます。運転モードは弱~強の3段階に加え、湿度設定(40~70%)機能も搭載。設定した湿度に応じて自動で運転してくれるため、手動調整が苦手な人にも使いやすい設計です。

 大容量&手軽な給水で毎日の加湿管理をラクにしたい人におすすめの1台です。

出典:アイリスオーヤマ 上給水超音波ハイブリッド加湿器 AHM-HUT55A
 

象印 スチーム式加湿器 EE-TB60



 象印のEE-TB60はスチーム式を採用した加湿器で、内部で水を沸騰させて蒸気として放出するため、雑菌が混ざりにくい清潔な湿気を届けるのが特長です。蒸気は象印独自の冷却構造で約65℃まで冷まされてから放出されるため、熱くなり過ぎず安全性にも配慮されています。

 適用畳数は木造和室で~10畳・プレハブ洋室で~17畳程度と、リビングなど中~広めの部屋にも対応。運転音も比較的静かで、日常使いでも気になりにくい設計です。また、スチーム式は内部にフィルターがなくお手入れが比較的簡単なのもメリット。湿気が出る勢いが強いため、冬の乾燥シーズンでもパワフルに加湿したい人や、清潔感を重視する人にも向いています。

 家庭での乾燥対策はもちろん、風邪予防や肌・のどの乾燥対策を重視したい方にもおすすめの一台です。

出典:象印 スチーム式加湿器 EE-TB60
 

まとめ


 この記事では、冬の乾燥や空気のカラつきに悩む人向けに、加湿器の仕組み・選び方・おすすめ製品を紹介しました。

 加湿器選びで特に重要なのは、「適用畳数」「加湿方式」「給水・お手入れのしやすさ」です。また、用途に合わせてプラスαの機能にも注目してみましょう。

 この記事を参考にあなたに合った加湿器を見つけて、快適な冬・乾燥対策を実現してくださいね。