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5月1日時点の大学生の就職内定率は「65.1%」 リクルート調べ

経営戦略

2023/05/12 19:00

 リクルートは5月11日に、同社のよりよい就職・採用の在り方を追求するための研究機関「就職みらい研究所」が、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に実施した、「就職プロセス調査」の結果を発表した。

5月1日時点での大学生の就職内定率は65.1%に

地域別トップは「関東」の71.6%

 同調査は、2024年卒業予定の大学生および大学院生4567名(大学生:3574名、大学院生:993名)に対して、5月1日~8日の期間に行われ、大学生1180名、大学院生419名から有効回答を得ている。

 調査結果によれば、5月1日時点での大学生(大学院生は除く)の就職内定率は前年同期と比較して6.7ポイント増の65.1%と、4月に行われた調査に引き続き高い水準となった。地域別では、「関東」が前年同期比11.3ポイント増の71.6%で、他の地域と比較して高い数値となっている。

 各プロセスの4月中の活動実施量をみると、「合同説明会・セミナーに参加した」「個別企業の説明会・セミナーに参加した」「エントリーシートなどの書類を提出した」「面接選考(最終面接を含む)を受けた」は、前年と比較して減少した。一方で、「最終面接を受けた」は4月中の実施量が前年よりも増加している。

 内定取得企業数の平均は、4月1日時点から0.23社増加して2.16社に達しており、前年と比較して0.17社多かった。就職内定率は高い水準で推移しているものの、内定取得者の就職活動実施率は前年同期比3.3ポイント増の52.2%と、内定取得後も活動を継続している学生が半数を超えている。

 学生からは、「より志望度の高い企業からの内定取得を目指す一方で、例年選考など企業との接点を通じて、自分らしく働ける環境があるのか見極めたい」といった意見が聞かれた。
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