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『ボーボボ』のセリフって知ってた? 「ただしつけもの、テメーはダメだ」の意味とは

時事ネタ

2022/02/04 12:00

【こっそりミームを教えます・17】 ネットで見かけるミームの中には「あの作品が元ネタだったのか」と驚いてしまうものが多い。今回取り上げる「ただしつけもの、テメーはダメだ」も、由来を知らずに使っていたという人は多いのではないだろうか。どのように生まれたミームなのか、詳しく探っていこう。

拒否され続ける“つけもの”が可哀そう…(画像はイメージ)

“これだけは許せない”という時に使おう

 このセリフが登場するのは、「週刊少年ジャンプ」にて2001年から連載されていた『ボボボーボ・ボーボボ』。2021年に20周年記念イベントなども開催された伝説的ギャグ漫画だ。

 「ただしつけもの、テメーはダメだ」は、第1話で主人公ボーボボが放った“つけもの”というキャラクターに対する一言。ヒロイン・ビュティから投げかけられたとある質問がきっかけとなった。ボーボボはビュティに「教えてやるよ」と答えるのだが、次の瞬間つけものに対して「だがつけもの テメーはダメだ」と拒否する。

 さらにその後“一緒に旅をしたい”と頼み込むビュティを、「ついてきな」とクールに受け入れるボーボボ。つけものはビュティと一緒に喜んだのも束の間、「ただしつけもの テメーはダメだ」とこれまた撥ね付けられてしまう。

 このセリフが元となり、特定の人や物を拒否・否定する時に使う言い回しとしてミーム化。「登場キャラみんな幸せになってほしいな。ただし裏切り者、テメーはダメだ」「チョコのお菓子見るとすぐに買ってしまう。 ただしチョコミント、テメーはダメだ」など、「つけもの」部分を入れ替えるのが一般的だ。何かを肯定した直後に使うことで、“これだけは許せない”という意味を強めることができる。

 今では『ボボボーボ・ボーボボ』を読んだことがない層にも浸透している「ただしつけもの、テメーはダメだ」。言う相手やタイミングによっては冷たく聞こえてしまう可能性があるため、あくまで“ネタ”だとわかるように使ってみよう。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている