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花粉対策の肝は“玄関”! やっておきたい三つの対策とおすすめグッズ

暮らし

2022/02/04 12:00

 花粉症対策として、できるだけ家のなかに花粉を入れないことが重要なのは、言うまでもない。その肝となるのが、人や空気の出入りが多い玄関。ここをしっかりと対策することで、家のなかの花粉の量を減らしたい。春でも快適に過ごすために実施しておくべき対策を三つ紹介する。

玄関は花粉対策の要

玄関に入る前に帽子や上着の花粉を取り除く

 花粉症の季節は花粉が空気中に飛散しており、帽子や上着、カバンにも大量の花粉が付着する。そのまま家のなかに入ると花粉も一緒に侵入し、症状を悪化させることになるだろう。そこで、玄関に入る前に花粉を払い落とし、持ち込む量をできるだけ減らしたい。このとき、力を入れて払わないようにするのがコツだ。力を入れると繊維の奥に花粉が入り込み、逆に取りづらくなってしまう。

上着やカバンは玄関につるす

 どれだけ払っても花粉を完全に落とすことはできないので、上着やカバン、帽子といったものは、くつろぐスペースとは別の空間、たとえば玄関につるしておくことをおすすめしたい。脱ぎ着を玄関でおこなうことで、玄関で上着を着たり脱いだりすることで、家の奥に花粉を持ち込む量を減らす狙いがある。

玄関に空気清浄機を置く

 空気清浄機の設置も効果的だ。食品工場で作業場に入る前にエアシャワーを通るように、玄関に空気清浄機を置くことで家のなかに侵入する花粉の量を減らせる。後述するような玄関用の空気清浄機を使えば、さらに大きな効果を期待できる。

玄関用の空気清浄機

 玄関用の空気清浄機はざまざまなメーカーが展開している。たとえばアイリスオーヤマの「KFN-700」は玄関への設置に特化した空気清浄機。人感センサーで人が家に入ったとき、花粉が広がる前に花粉を吸引してくれる。通常の空気清浄機と異なり前面吸気のため効率よく花粉を吸収可能。横幅わずか18cmというコンパクトサイズのため、スペースが限られた玄関にも設置しやすい。
 
アイリスオーヤマの「KFN-700」

粘着式クリーナー

 手で花粉を払うと花粉が飛散するため、玄関の外であっても舞い上がった花粉が再び服などに付着する懸念がある。そういった場合は道具に頼るのも一つの手だ。ニトムズのコロコロミニ 洋服用はその名の通り、服の布地を傷めずに凹凸のある表面でもしっかりと花粉を取れる粘着式クリーナー。コンパクトサイズなので玄関にも設置しやすい。
 
ニトムズのコロコロミニ 洋服用

ウェットティッシュ

 また、携帯用のウェットティッシュを使って拭き取ることでも、舞い上がる花粉を減らすことができる。イータック抗菌化ウェットシートは拭いた場所に1週間抗菌作用が備わるウェットティッシュ。花粉だけでなくウイルス対策にもなり一石二鳥だ。
 
イータック抗菌化ウェットシート

静電気防止スプレー

 外出前の一工夫でも衣服などに付着する花粉の量を減らせる。花粉は静電気で衣服などに付着するため、静電気防止スプレーを玄関に置き、出かける前にスプレーするのがおすすめだ。ただし、濡れた状態だと花粉が付きやすい。必ず適度に乾いてから外出するようにしてほしい。

消臭機能付花粉除去ブース「Manner Jet」

 もしお金に糸目を付けずに花粉対策をしたいのであれば、花粉除去ブースを玄関に設置してはいかがだろうか。オカムラの「Manner Jet」は玄関に設置するタイプの消臭機能付花粉除去ブース。衣服に付着した花粉やほこりを約90%除去でき、かつ除去した粒子はほぼ100%吸収できる。価格は200万円ほどと高価だが、手間なくしっかりと花粉が除去できる。
 
オカムラの「Manner Jet」

「持ち込まない」対策で室内を快適に

 花粉症対策は、室内に侵入した花粉の除去も重要だが、そもそも家のなかに花粉を持ち込まないことがより効果的といえる。そして、花粉の入り口である玄関は最も持ち込まない対策をすべき場所の1つだ。いくら家のなかを対策しても花粉症の症状が改善しないという人は、玄関に着目してみてほしい。(ライター・ハウザー)