マクセルは、新たに開発したLLIS(Laser Like Image Source)技術を採用した新映像装置と、日本カーバイド工業の再帰光学部材を使用することによって、非接触HMI(Human Machine Interface)「Advanced Floating Image Display(AFID)」を開発した。

「AFID」の表示イメージ

 AFIDは、LLIS技術によって高輝度・高コントラストな空中映像を表示することができ、さらに高精度センサーとの組み合わせで、空中に表示されたスイッチやアイコンをタブレット端末のように操作することができる。画面に直接触れることなく操作ができるため、医療機関、金融機関、商業施設、交通機関など不特定多数の人々が利用する場所で、感染症対策や衛生面での配慮が必要な場面での需要を見込んでいる。

 LLIS技術は、マクセルが独自開発したLCDに対応した映像光制御技術で、映像光を任意の方向へ導くことが可能となる。この技術によって、空中映像を実現する再帰反射性に適した映像光を生成することができ、高輝度、高コントラストで光利用効率の高い空中映像を実現している。

 また、空中映像表示面にインタラクティブ機能を搭載することによって、空中映像をタブレット端末並みの精度で操作することができ、空中スイッチやジェスチャーなどの、空中操作を可能とした。

 マクセルでは、このLLIS技術を採用した新映像装置を、非接触HMIとしての「空中映像表示システム」のコア技術と位置付け、20年後半からの市場調査を経て21年にAFIDとして市場投入する予定。