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Origami、メルカリグループに参画 Origami Payは将来的にメルペイに統合へ

 スマートフォン(スマホ)決済サービス「Origami Pay」を提供するOrigamiは1月23日、同じくスマホ決済サービスを提供するメルペイがOrigamiの全株式を取得し、メルカリグループに参画することで基本合意したと発表した。株式譲渡は2020年2月25日の予定。

キャッシュレス決済のさらなる普及に向け、統合する

 「お金、決済、商いの未来を創造する」とのミッションのもと、12年に設立し16年にOrigami Payの提供を開始したOrigamiは、19年9月に開催した戦略発表会「Origami Conference 2019」で、金融プラットフォーム「Origami Network」の始動、新規事業「Origami Technologies」の開始を発表。同様のスマホ決済サービスが乱立するなか、新しい金融プラットフォームのオープン化で差異化を図るとしていたが、メルカリグループに参画し、日本のキャッシュレス化を推進する。なお、Origamiが他の事業者向けに提供している決済サービスは個別に協議し、今後の対応を検討していく。

 メルペイはメルカリの100%子会社。スマホ決済サービスのメルペイは、19年2月開始の後発ながら、フリマアプリ「メルカリ」の顧客基盤、フリマ取引を通じて保有している売上金を背景に、19年10月に利用者数500万人を突破するなど、ユーザーを伸ばしている。

 今後、「スマホ決済サービスの老舗」と称されたOrigami Payのサービス・ブランドは、ユーザー・加盟店に対して一定の周知期間を経た後に、メルペイに統合する。サービス・ブランド統合に先立ち、Origamiが開拓した地域の中小事業者へメルペイ導入の推進を進めるほか、Origami・メルペイ両社の強みを融合し、独自の価値を提供していく。