在宅時間増で4Kテレビにバブル、ソニーは前年比2倍に

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2020年7月の4K対応液晶テレビ(4Kテレビ、なお有機ELテレビは含まない)の販売台数前年比は129.8%だった。6月の185.2%から勢いは落ちたものの、依然としてバブルが続いている。

 
 メーカー別の前年比では、ソニーが198.8%で好調をキープ。月間の販売台数シェアでも首位を独走している。追うシャープが108.1%、東芝が153.1%、ハイセンスが162.4%。パナソニックは、58.8%で上位陣の中で唯一前年を割っている。

 販売台数シェアの週次推移をみると、5月11日週以降で順位の変動はないものの、ソニーとシャープ、東芝とハイセンスとパナソニックの差が徐々に縮まってきていることが分かる。
 

 シリーズ別の販売台数ランキングは、シャープの「4T-C40BJ1」が首位に返り咲いた。ソニーの6月に最も売れたモデルは「KJ-55X9500G」だったが、7月は「KJ-49X9500G」「KJ-43X800H」「KJ-43X8500G」が浮上。40型台のモデルに人気が集まった。(BCN・大蔵大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。