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19年のSIMフリースマホ市場、ファーウェイトップで折り返しへ

 自由に回線を選ぶことができるSIMフリースマートフォン(スマホ)。全国の家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2019年1月1日~6月16日までのSIMフリースマホ販売台数が最も多いメーカーは、ファーウェイだ。複雑な世界情勢に振り回されながらも、シェアは36.4%。2位のASUSとは、10.4ポイントの差が開いている。

高いシェアを保つファーウェイ

 1~5月のメーカー別のシェア推移をみると、ファーウェイは一度もシェアトップを譲っていない。ただ、世界情勢などの影響で、5月にシェアを落としている。一方、シェアを伸ばしたのは、ASUS、シャープ、OPPO。3社とも徐々に販売台数を伸ばしているが、19年の折り返しまでに巻き返すのは難しそうだ。
 
ファーウェイのシェアが下がる一方で、3社ともシェアを上げている

 1月1日~6月16日までの機種別シェアでも、ファーウェイ「P20 lite(ANE-LX2J)」が13.7%でシェアトップに立っている。2位は、シャープの「AQUOS sense2(SH-M08)」(7.8%)。おサイフケータイや高い防水性能が好評を得ている。5~7月は各社の新製品が登場してくる時期。19年後半の市場の行方を大きく左右するだろう。(BCN・南雲 亮平)
 
ファーウェイ「P20 lite(ANE-LX2J)」(左)とシャープ「AQUOS sense2(SH-M08)」


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。