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レノボからポータブルゲーミングPC 最新2モデル アンダー10万円の「Legion Go S」なら気軽にPCゲームを楽しめそう

新製品

2025/12/09 18:00

 レノボ・ジャパンは12月12日、ポータブルゲーミングPC「Lenovo Legion Go Gen 2」と「Lenovo Legion Go S」を、一部店舗で新たに発売する。

レノボのポータブルゲーミングPCに新モデル

正統進化の「Legion GO Gen 2」と 手に取りやすい「Legion GO S」

 新製品2モデルは、それぞれ価格帯が異なり、方向性も若干だが違いがある。Legion Go Gen 2は先代 Gen1からの正統進化といった形で、取り外し可能なコントローラー部分はそのままに、本体形状の刷新やバッテリー容量の増量、操作性の向上といった要素を盛り込む。

 一方で、注目なのはLegion Go S。こちらは、コントローラーの取り外しなどが不可能で性能も異なるが、Gen 2と比較すると軽量かつ低価格。参考価格は10万円を切ってきた。PCゲームをやってみたいと思うゲーマーでも手に取りやすく、手軽に始めてみたい人にはおすすめのエントリーモデルと言えそうだ。
 

コントローラー着脱可能で据え置きでも使える フィードバックを受けてさらに使いやすくなったLegion Go Gen 2

 
Lenovo Legion Go Gen 2

 「Lenovo Legion Go Gen 2」は、着脱式のTrueStrikeコントローラーを採用しているのが最大の特徴。取り外すことで、マウスのように使える。キーボード&マウスで操作するのが主流のシューティングゲームを快適に遊べるなど、幅広い使い方ができる。別売りだが専用ドックに接続すれば、外部ディスプレーとも組み合わせて大画面でのプレーも可能だ。
 
コントローラーは取り外せる
 
マウスのように動かして使える むき出しとなった端子部分には
新たに付属のカバーを取り付けられるように
 
スタンド部分にはロック機能を設けて外れにくく

 さらにコントローラー用のコネクターがあれば、コントローラー部分とディスプレー部分に完全に分けて使用できる。スタンドも内蔵するので、ディスプレーだけを立てて使用したり、ドックにつなげば据え置きゲーム機のように使えてしまうわけだ。
 
据え置きゲーム機のように使えるコンソールモード

 先代との違いは、CPUとメモリー、ディスプレー、バッテリー容量、そしてユーザーからのフィードバックをいくつか取り入れた点。
 
左が先代モデル。
追加ボタンを分けて配置し、握りやすく誤操作しにくい
 
大き目のトラックパッドはマウスがなくてもカーソル操作がしやすい
 
電源ボタンも大型に

 まず比較してみると形状が異なる。コントローラー部分はより握りやすくなり、ボタン配置も変更。誤操作しにくくなっている。スピーカーはさらに開口部を広めて音質も向上させた。指紋認証にもなっている電源ボタンも大型化し、起動がよりスムーズになっている。

 CPUとメモリーは先代が「AMD Ryzen Z1 Extreme」で16GBだったのに対して、「AMD Ryzen Z2 Extreme」で32GBに。最新のものに刷新された。

 ポイントとなるのはディスプレーだ。大きさは8.8型、リフレッシュレートは144Hzと変わりはないものの、解像度は2560×1600から1920×1200に落とされている。一方でパネルはIPSから有機EL(OLED)に変更。解像度は落ちたものの、OLEDにより表現力を高めつつ、消費電力を抑えて使用時間を延ばした。なお、バッテリーも49.2Whから74Whと50%の容量アップに成功しており、ポータブルの利点をさらに生かせるようになった。

 参考価格は18万9000円。
 

10万円切りでゲーミングPCがすぐに楽しめる 携帯性を高めたLegion Go S


 
Lenovo Legion Go S

 「Lenovo Legion Go S」は、Gen 2とは異なり、コントローラーは取り外せないが、軽量で持ち運びやすく、価格もそれだけ安価になっている。PCパーツの価格高騰が話題となる中、参考価格が9万9880円というのは、比較的手に取りやすい。
 
トリガーは2段階調節できゲームによって使い分ける

 ディスプレーは8.0型(解像度1920×1200)でリフレッシュレートは120Hz。可変リフレッシュレートに対応し、48~120Hzをゲームに応じて使い分ける。搭載CPUはAMD Ryzen Z2 Goで、メモリーは16GB。

 操作性についても割り当て可能な追加ボタンの数は少ないものの、Gen 2と比較しても遜色ない出来と感じた。重量はGen 2よりも200gほど軽い約740g。もちろん専用ドックに取り付けることも可能だが、スピーカーを前面にレイアウトするなど、あくまでポータブルゲーミングPCとしてのゲーム体験に特化している印象だ。
 
背面から吸気し冷却。
上部から排気するためプレーの邪魔にはならない

各モデルの基本スペック

 両モデルともに、専用アプリ「Legion Space」に対応し、各種調整が可能。本体下部のカードリーダーは、2TBまでのmicroSDに対応し、ストレージも増やせる。そして、ジョイスティックは物理的接点がなく、耐久性に優れるホール式を採用する。そのほかの詳しいスペックについては以下の通りだ。
 

Lenovo Legion Go Gen 2


 

・OS:Windows 11 Home
・プロセッサ:AMD Ryzen Z2 Extreme
・メモリー:32GB(LPDDR5X、最大8533MHz)
・ストレージ:最大1TB SSD(PCIe Gen4)
・ディスプレー:8.8型 OLED(1920×1200、144Hz)10点タッチ
・インターフェース:USB Type-C(USB4)×2、microSDカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック
・バッテリー:74Wh(Rapid Charge Pro対応)
・本体寸法:約295.6×136.7×42.25mm(本体+コントローラー)
・本体質量:約920g
・付属物:専用ケース、PC Game Pass(3ヵ月)
 

Lenovo Legion Go S


 

・OS:Windows 11 Home
・プロセッサ:AMD Ryzen Z2 Go
・メモリー:16GB(LPDDR5X 7500MHz)
・ストレージ:512GB SSD(PCIe Gen4)
・ディスプレー:8.0型 WUXGA(1920×1200)、120Hz
・インターフェース:USB Type-C(USB4)×2、microSDカードリーダー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック
・バッテリー:55.5Wh(Super Rapid Charge対応)
・本体寸法:約299×127.55×43.4mm
・本体質量:約740g
・付属物:PC Game Pass(3ヵ月)
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