【レビュー】スマホで長電話すると疲れる人へ…レトロ受話器が想像以上だった
スマートフォン(スマホ)での長電話に疲れを感じる人に向けて、今話題の「レトロなスマホ用受話器」を実際に試してみた。見た目はユニークだが、使ってみると意外にも実用的で、通話の快適さや使い勝手に思わぬメリットがあった一方、いくつか注意点も見えてきた。今回は実際に使ってわかった、このレトロ受話器のメリット・デメリットを紹介する。
冗談のようなスマホ用アクセサリーだが、実用的に使える!
複数の企業からさまざまな製品が出ているが、筆者が購入したのは楽天市場の「名入れスマホケースエックスモール」というショップで販売されている「cocophone(ココフォン)」という商品。価格は送料込みで1890円。カラーはブラック、ホワイト、レッド、ピンク、ブルー、イエローの6色で、レッドを選んだ。
レトロなスマホ用受話器「cocophone」のカラーは6色
主な特徴はこの3点。
・Type-Cによる有線接続
・設定不要
・充電や電池は不要
スマホのType-Cの充電ポートに差し込むだけで、
すぐに使える手軽さはうれしい
サイズは縦21cm、横6cm、コード長45~90cm。重量は約129g。筆者のスマホはケース込みで290gなので、半分以下の重さで通話ができるのはうれしい。
固定電話と同じようなデザインとサイズで、重さは130g以下。
この軽さなら、長時間の通話でも疲労感が少ない
操作方法は簡単で、側面に音量調整がついていて、さらに受話器の内側にはボタンがあり、かかってきた通話をとることも、切ることもできる。
前提として、今回のような“電源スイッチも設定もないアクセサリー”の場合は、スマホの環境(機種、アプリなど)によって結果が違ってくるので、あくまでも“筆者のスマホを使った結果”だということはご理解いただきたい。
「LINEでの通話」を検証してみると、レトロ受話器を付けた側で聞く声は、通常の通話とそんなに変わらないが、相手側から聞こえる声は少しこもった音声になった。とはいえ会話をするには支障がないレベルだ。製品紹介ページによると、むしろこの「アナログ感を楽しめる音質」がウリだという。
少しこもった音声で、“昭和時代の電話”の通話気分に
「電話番号からの通話」で試してみると、残念ながら電波障害のような雑音が聞こえ、使うには厳しい状態になった。ただし、これはスマホの機種などによっても差があり、販売店に問い合わせたところ、「AndroidでもGalaxyなら通話の確認が取れている」とのこと。スマホの機種によって、相性の良し悪しがあるようだ。
さらに、通話し始めてから30分経ったくらいから、レトロ受話器からではなく、スマホから直接出てくる音声に戻ってしまうことが何度か起こった。これは、Type-C端子を差し直すことで直った。
この現象について販売店に問い合わせてみると、「スマホが省エネモードになっていたり、LINEのバッテリー設定が最適化になっていたりすると起こりやすい」とのこと。このように、ユーザーのスマホの環境によって、使いやすさは左右されることはあるようだ。価格が2000円以下の製品なので、完璧さは期待しない方がいいだろう。
いくつかデメリットはありながらも、やはりスマホで直接通話するよりも、明らかに疲れにくかった。スマホで長電話をすると「疲れる」と感じる人は多いことだろう。そもそもスマホの形状は、通話専用に設計されているわけではない。薄く平らなスマホを持つために手に力を入れ続けたり、不自然な姿勢を保持し続ける必要があるから疲労しやすいのだ。さらに、長時間話すとスマホが熱くなるので、不快感を覚える人もいる。
そうした問題が、この安価なレトロ受話器が軽減してくれるのはうれしいものだ。さらに、耳にスマホを当てる必要がないので、「通話しながらスマホの操作ができる」のは便利だと感じた。
長電話をしても疲れにくいし、通話しながらスマホの操作も可能。
持ち運びには不向きなため、自宅用に適している
実は、個人的に一番のメリットだと思っていることがある。それは「スマホに耳に直接当てないこと」「有線接続であること」により、電磁波を気にする人にとっては、安心材料の1つになることだ。これだけでも、「この製品を使い続けたい」と感じる要因になっている。
今回試した「レトロスマホ用受話器」は持っているだけで話のネタにもなるうえ、意外と使えるし、ジョークの好きな人にオススメだ。(加藤弓子)
■Profile
加藤弓子
ライター・コラムニスト。明治大学文学部演劇学専攻卒業。
フードビジネス会社や出版社で広報を経てライターに転身。
夕刊フジ、アエラデジタル、All Aboutなどで執筆。
スマホのType-Cの充電ポートに差し込むだけで使える
「レトロなスマホ用受話器」は、今、スマホ用アクセサリーで話題になっているアイテムの一つ。見た目のユニークさはもちろんのこと、固定電話と同じように通話できるため、長電話をしても手や首が疲れにくいのが特徴。それだけでなく、さまざまなうれしいメリットがある。複数の企業からさまざまな製品が出ているが、筆者が購入したのは楽天市場の「名入れスマホケースエックスモール」というショップで販売されている「cocophone(ココフォン)」という商品。価格は送料込みで1890円。カラーはブラック、ホワイト、レッド、ピンク、ブルー、イエローの6色で、レッドを選んだ。
主な特徴はこの3点。
・Type-Cによる有線接続
・設定不要
・充電や電池は不要
すぐに使える手軽さはうれしい
サイズは縦21cm、横6cm、コード長45~90cm。重量は約129g。筆者のスマホはケース込みで290gなので、半分以下の重さで通話ができるのはうれしい。
この軽さなら、長時間の通話でも疲労感が少ない
操作方法は簡単で、側面に音量調整がついていて、さらに受話器の内側にはボタンがあり、かかってきた通話をとることも、切ることもできる。
「LINEでの通話」には使える!
今回は、2つのパターンで検証した。まず、自宅にあるスマホ2台(共に機種はAndroidのAQUOSシリーズで、契約は1台がドコモ、もう1台が楽天モバイル)を使って、音声をチェックしてみた。前提として、今回のような“電源スイッチも設定もないアクセサリー”の場合は、スマホの環境(機種、アプリなど)によって結果が違ってくるので、あくまでも“筆者のスマホを使った結果”だということはご理解いただきたい。
「LINEでの通話」を検証してみると、レトロ受話器を付けた側で聞く声は、通常の通話とそんなに変わらないが、相手側から聞こえる声は少しこもった音声になった。とはいえ会話をするには支障がないレベルだ。製品紹介ページによると、むしろこの「アナログ感を楽しめる音質」がウリだという。
「電話番号からの通話」で試してみると、残念ながら電波障害のような雑音が聞こえ、使うには厳しい状態になった。ただし、これはスマホの機種などによっても差があり、販売店に問い合わせたところ、「AndroidでもGalaxyなら通話の確認が取れている」とのこと。スマホの機種によって、相性の良し悪しがあるようだ。
長時間の通話でも疲れにくい!
続けて、このレトロ受話器を使って、友人と1時間ほど長電話をしてみた(友人のスマホの機種はiPhoneで、契約はソフトバンク)。結果は、自宅で2台のスマホを使ったときと同様、「レトロ受話器を付けた側で聞く声は、通常とそんなに変わらないが、相手側から聞こえる声は少しこもった音声になった」「LINE通話では使えるが、電話番号からの通話は雑音がひどく、使えなかった」。さらに、通話し始めてから30分経ったくらいから、レトロ受話器からではなく、スマホから直接出てくる音声に戻ってしまうことが何度か起こった。これは、Type-C端子を差し直すことで直った。
この現象について販売店に問い合わせてみると、「スマホが省エネモードになっていたり、LINEのバッテリー設定が最適化になっていたりすると起こりやすい」とのこと。このように、ユーザーのスマホの環境によって、使いやすさは左右されることはあるようだ。価格が2000円以下の製品なので、完璧さは期待しない方がいいだろう。
いくつかデメリットはありながらも、やはりスマホで直接通話するよりも、明らかに疲れにくかった。スマホで長電話をすると「疲れる」と感じる人は多いことだろう。そもそもスマホの形状は、通話専用に設計されているわけではない。薄く平らなスマホを持つために手に力を入れ続けたり、不自然な姿勢を保持し続ける必要があるから疲労しやすいのだ。さらに、長時間話すとスマホが熱くなるので、不快感を覚える人もいる。
そうした問題が、この安価なレトロ受話器が軽減してくれるのはうれしいものだ。さらに、耳にスマホを当てる必要がないので、「通話しながらスマホの操作ができる」のは便利だと感じた。
持ち運びには不向きなため、自宅用に適している
実は、個人的に一番のメリットだと思っていることがある。それは「スマホに耳に直接当てないこと」「有線接続であること」により、電磁波を気にする人にとっては、安心材料の1つになることだ。これだけでも、「この製品を使い続けたい」と感じる要因になっている。
今回試した「レトロスマホ用受話器」は持っているだけで話のネタにもなるうえ、意外と使えるし、ジョークの好きな人にオススメだ。(加藤弓子)
■Profile
加藤弓子
ライター・コラムニスト。明治大学文学部演劇学専攻卒業。
フードビジネス会社や出版社で広報を経てライターに転身。
夕刊フジ、アエラデジタル、All Aboutなどで執筆。






