巨大仮想白板が会議や教育を格段に進化させる「Hoylu Connected Workspaces」

新製品

2020/01/17 13:21

 デジタル技術を使って遠隔地の会議や教育、コラボレーションを容易にするHOYLU。同社が提供するデジタルワークスペースは、どこからでもアクセス可能で異次元の情報共有を可能にするのが特徴だ。ソリューションの中心は、「Hoylu Connected Workspaces」。いわばクラウド上に存在し、どこからでもアクセスできる巨大な仮想白板だ。

Hoylu Connected Workspacesを使ってソリューションの説明をする
HOYLUのリー・ハオチェン ディレクター

 PC、スマートフォン(スマホ)、タブレット端末などからアクセスし、ドキュメントやその場で書いた絵や文字などもリアルタイムで共有できる。OSもWindows、MacOS、iOS、Androidに対応。いつでもどこからでも、同じ画面にたくさんの参加者が同時にアクセスできる。離れた場所にいながら、あたかも同じ場所で一つの白板を使っているような感覚で利用できる。

 プロジェクターで投影した画面にも、専用スクリーンと電子ペンを使うことで同様に書き込みが可能。インターネットが使える場所なら、どこにいても大きな白板を共有しながら、会議やディスカッションができる。
 
デジタルドキュメントだけでなく、付箋に手書きで書いても、
カメラで撮影することなく、すぐに共有できる

 さらに秀逸なのは、特殊なペンと紙を利用することで、紙のノートや付箋に書いた内容まで即座に共有できるという点だ。プロジェクターで専用スクリーンに投影する場合は、複数のプロジェクタを利用して何枚も画面を「追加」し、継ぎ目のない1枚の大きな画面として利用することもできる。一画面に入りきらない大きな図面を投影したり、数多くのバーチャル付箋を張りながらアイディアを練ったりするような会議にも利用できる。

 もちろん、共有したドキュメントもセキュリティを保ちながら4万ページ以上も保存することができる。利用するアプリケーションも選ばない。いつもPCで使っているアプリケーションの画面をそのまま共有できるため、自由度が極めて高い。
 
専用ペンを使って、細かいドットが印刷された紙に書くと、
仮想白板に反映される仕組みだ

 HOYLUは、2016年にスウェーデンで設立した。18年には日本法人を設立。19年9月からシネックスジャパンと販売代理店契約を結び、中堅・中小企業、公的機関、学校などを中心に販売活動を行っている。利用料は、トライアルが60日間無料。5~50IDのビジネスプランが月1ID当たり25米ドル、50ID以上のエンタープライズプランは別途見積。(BCN・道越一郎)