ヤマト運輸、住所知らないLINEの友だちに宅急便送るサービス開始

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2019/09/11 18:30

 ヤマト運輸は、住所を知らないLINEの友だち宛に宅急便を送ることができるサービスや、匿名配送サービスの提供を開始した。また、9月3日に始めた宅急便の発送手続きをスマートフォン(スマホ)で完結できる新サービスは、全国のヤマト運輸直営店約4000カ所から、全国のセブン-イレブン約2万1000店とファミリーマート約1万6500店に増やした。

ヤマト運輸が住所を知らないLINEの友だちに宅急便を送れるサービスを開始した

 スマホで完結するサービスの利用方法は、まず専用サイトにアクセスし、必要情報を入力すると2次元コードかバーコードが発行される。これを荷物と一緒にコンビニ店員へ提示すると、発送手続きに進む。ファミリーマートの場合は、「Famiポート」のメニューから「配送サービス」選択し、コードを提示すると発行される「Famiポート申込書」を荷物と一緒にレジに持っていく。

 送り状を手書きで用意しないで済むことに加え、Apple Payやキャリア決済など、多様なオンライン決済手段を利用することができる。対象サービスは、宅急便(発払い/着払い)と宅急便コンパクト(発払い)。クール便は、直営店のみで受け付ける。黒猫メンバーズのユーザーが、コンビニエンスストアから利用すると、荷物1個当たり150円の割引になる。それ以外のユーザーは、100円引きになる。

 LINEの友だちリストから届け先を選択する場合は、届け先の設定方法から「LINEでリクエストする」をタップ。荷物を受け取る側にメッセージを入力して、匿名配送希望する場合はチェックを入れる。届け先情報入力のリクエストを相手に送ったら、相手が必要情報を入力すれば、荷物を発送する。

 フリマサイトなどで利用できる「匿名配送サービス」は、LINEの友だちにも利用が可能。9月9日から12月31日までは、無料で利用することができる。