アドビシステムズは10月2日、Adobe Document Cloudの新機能を発表した。同時に中核製品「Adobe Acrobat DC」の最新リリースを提供したと発表。主な新機能は、外部の関係者と共有できるクラウドベースの共有レビュー機能、新しいホーム画面のUIを「ドキュメントハブ」に刷新、タブレット端末でPDFをタッチ操作で編集できる機能、場所を問わずに署名作業できる機能の4つとなる。

新機能を搭載したAdobe Acrobat DC

 従来はデスクトップがメインで、モバイルやウェブがサブとしての位置づけだったが、Adobe Document Cloudでは、どのデバイスでも同じ操作感で違和感なく使えるようになった。クラウドベースでドキュメントを管理することで、場所やデバイスの制約から解放したり、シームレスな仕事の流れ、境界を越えてチームでコラボレーションできるなど、働き方の生産性が高まる。

 クラウドベースの共有レビュー機能では、Adobe Acrobat DCのレビュー機能「共有レビュー」を刷新。リアルタイムでPDFの文書上にコメントを反映したり、ワンクリックでレビューが開始できたりと、レビューが発信しやすくなった。

 また、Adobe Document Cloudのストレージを共有サーバーとして活用したり、ブラウザ上でレビューしたりできるようにし、レビュー対象のファイルをデバイスのローカルにダウンロードしなくても、外部の関係者との共有できるようになった。

 デバイスの種類やレビュー担当者の人数を問わず、文書を共有してフィードバックも収集できる。開封状況の確認や、レビュー担当者へのPDFの送信、認証作業が期日内で行われるように自動でリマインダー機能を設定することも可能になった。

 また、Acrobat DC、Acrobat Reader DC、Document Cloud Webのホーム画面のUIを「ドキュメントハブ」として刷新。これによって、デスクトップのAcrobatと同じ操作性で過去のPDFはもちろん、共有レビューや認証プロセスも一元的に管理できるようになった。Adobe Acrobat Pro DCを使えば、スマートフォンやタブレット端末でPDFのレビューを編集したり、ウェブブラウザ上でコメントを追記できるようになった。

 iOS/Androidタブレット端末を使ったPDFのタッチ編集機能では、PDF内のテキストの変更や書式設定、編集や画像の追加、回転、リサイズなどの作業をタッチ操作で可能となった。

 場所を問わない署名作業では、Acrobat DCの「署名用に送信」機能を電子サインサービス「Adobe Sign」で統一。いつでもどこでもデバイスを問わずにPDF文書で電子サインを活用できるようになった。