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コストコの会員カードで同伴者は何人まで入れる? 定員オーバーの時の対処法は

コラム

2025/11/14 17:05

 コストコは、会員でないと入店できません。自分がコストコ会員で友人とコストコに行くこともあるでしょう。では、会員カードで同伴者は何人まで入れるのでしょうか?


 この記事では、コストコの会員カードで入店可能な人数や定員オーバーした際の対処法について解説します。意外な対処法や注意したい入店方法などもあるため、しっかり確認しておきましょう。

コストコとは


 コストコは、アメリカ発の会員制倉庫型スーパーで、食品や日用品から家電、アウトドア用品まで、幅広い商品を大容量・低価格で購入できるのが特徴です。日本では全国に30店舗以上展開しており、「まとめ買い」を目的に訪れるファミリー層を中心に人気を集めています。

 商品は一般的なスーパーよりも1つあたりの単価が安く、品質も高いことで知られています。例えば、ボリュームたっぷりの精肉やベーカリー商品、コストコ限定ブランド「カークランドシグネチャー」などは、リピート購入するファンも多い定番商品です。

 ただし、商品ごとの内容量が多い点には要注意。冷凍庫やストック収納がしっかりある家庭、または大家族や共働き家庭、食費の節約を意識している人には特におすすめといえるでしょう。
 

会員制度と年会費


 コストコの店舗を利用するには、会員登録が必須です。レジ前の入店ゲートで会員カードの提示が求められるため、会員でない人は基本的に倉庫店に入場できません。

 コストコでは1枚の会員カードにつき、本人+同伴者2名までが入店可能です(18歳未満の子どもは人数に含まれません)。そのため、家族や友人と一緒に買い物を楽しむこともできます。

 また、同居の家族1人に対しては「家族カード」を無料で発行可能です。たとえば夫婦それぞれが別のタイミングで来店したい場合でも、家族カードを持っていれば同様の特典を受けられます。

 なお、コストコの会員制度には、大きく分けて「ゴールドスター(個人会員)」と「ビジネス(法人会員)」の2種類があります。どちらも世界中のコストコ倉庫店に入店でき、異なるのは料金と追加カードの枚数です。

 また、それぞれに「エグゼクティブ会員」が用意されています。エグゼクティブ会員は、コストコでの買物に対して購入金額の2%分のエグゼクティブリワードが毎年還元されるほか、会員だけの特別な割引クーポンを受け取ることが可能です。
コストコの会員種別ごとの年会費や無料カードの有無、追加カードの違いは以下のとおりです。
 

コストコの会員特典


 コストコの会員になると、以下4つの特典がついてきます。

1.世界中のコストコ倉庫で買い物ができる
2.返品や品質保証の対応
3.キャッシュバックリワード
4.メルマガクーポン

 

特典1.世界中のコストコ倉庫で買い物ができる


コストコ会員になると、日本国内だけでなく、以下のような世界中のコストコ店舗で買い物が楽しめます。

・アメリカ合衆国
・プエルトリコ
・カナダ
・メキシコ
・イギリス
・韓国
・台湾
・オーストラリア
・スペイン
・フランス
・アイスランド
・中国
・ニュージーランド
・スウェーデン


 海外店舗では、現地限定の食品や家電など、日本では手に入らない商品を購入できるのも魅力。支払いは現地通貨で行われ、対応クレジットカードも国によって異なるため、渡航前に確認しておくと安心です。
 

特典2.返品や品質保証の対応


 コストコでは、ほとんどすべての商品に返品保証がついているのも会員特典の一つです。

 「満足できなかった」「サイズが合わなかった」「思っていた味と違った」などの理由でも返品対応を受け付けてくれます。購入履歴は会員カードに紐づいているため、レシートがなくても返品できるケースが多く、カスタマーサービスでの対応も非常にスムーズです。

 また、電化製品などの一部商品には、独自の延長保証制度があり、初期不良などにも丁寧に対応してもらえます。

 ただし、消耗品や期限が近い食品など、一部例外があるため、購入前に確認しておくと安心です。
 

特典3.キャッシュバックリワード


 コストコの「エグゼクティブ会員」に登録すると、年間の購入金額に応じて最大2%分のキャッシュバックリワードがもらえる特典があります。リワードは翌年の更新時に反映され、次回の買い物や年会費の支払いに利用可能です。

 たとえば、年間20万円の買い物をした場合、最大で4000円分のリワードが還元されるため、頻繁に利用する家庭や、まとめ買いをする人ほどお得に活用できます。

 また、コストコグローバルカード(クレジットカード)と併用すれば、さらに還元率を上乗せできるため、節約効果を高めたい人にはおすすめです。
 

特典4.メルマガクーポン


 コストコ会員になると、登録メールアドレス宛にメルマガを受け取ることができます。

 メルマガでは、期間限定の割引クーポンや新商品の情報、フェア開催のお知らせなどが配信されるため、店舗を訪れる前にお得な情報をチェック可能です。

 メルマガでしか知ることができない内容も多く、活用することで効率よくお買い物を楽しめるでしょう。

3人以上でコストコに入る方法


 会員であれば、会員を含め大人3人までコストコへ入れますが、3人以上でコストコに入る方法はあるのでしょうか? ここでは、3人でコストコへ入る場合と4人以上でコストコへ入る方法にわけて解説します。

 先述したように、大人3人でコストコへ入るには、3人のうち会員が1人いるだけでOKです。コストコでは、会員1人につき同伴者2名まで入れるようになっています。この2名とは、18歳以上の人が対象です。18歳未満であれば人数に含まれないため、何人でも入れます。ただし、会計をできるのは会員のみのため、ご注意ください。

 では、3人以上の同伴者がいる場合はどのようにしたらいいのでしょうか?主な方法としては、以下の3つです。

・家族カードを使用する
・会員以外のもう一人がコストコ新規会員になる
・処方箋を使用する

 

家族カードを使用する


 1つめは、家族カードを使う方法です。家族カードとは、コストコの会員カードを作る際にもう1枚無料で発行できるカードのこと。会員の同居者(18歳以上)が、1人だけ家族会員として家族カードを持てます。

 家族カードの場合も、本会員のカードと同様に「家族カード1枚につき18歳以上の非会員2名」が入店可能です。つまり、会員カードと家族カードの2枚を使えば、6名まで入れます。なお、家族カードの場合も、18歳未満の子どもは何人でも入店可能です。
 

会員以外のもう一人がコストコ新規会員になる


 2つめは、本会員と一緒に来た会員ではない人が新規会員になって、同伴枠を増やすという方法です。それぞれ主会員+2名入れるため、6名までがコストコに入店できます。
 

処方箋を使用する


 3つめは、薬局の処方箋を持参して入店する方法です。コストコ店内には調剤薬局があり、コストコ会員でなくとも処方箋を持っていれば入店できます。

 「4人で来たものの会員が1人しかおらず、さらに処方箋を持っている……」という限定的な状況のため、現実的ではありませんが、入店自体は可能です。

 ただし、コストコでは会員カードを持つ人しか支払いができません。付き添いで入店した人の会計もあわせて、会員カードを持った人が会計をする必要があります。

 当然ですが、無理やり入ろうとした場合は入店拒否されます。コストコでは入店時にスタッフが会員カードの顔写真と人数チェックをしているため、そもそも制限人数を超えて入店することはできません。

注意点


 コストコの会員制度には多くのメリットがありますが、一方でルール違反や不正利用にあたる行為をすると、会員資格を失うおそれがあります。

 ここでは特に注意しておきたい代表的な2つのポイントを紹介します。
 

即日退会はブラックリスト入りの可能性がある


 コストコでは、商品やサービスに満足できなかった場合、有効期限内であれば年会費を全額返金してもらったうえで退会することが可能です。

 ただし、入会当日に退会する「即日退会」を繰り返したり、不正な目的で制度を利用したりすると、ブラックリストに登録される可能性があります。

 一度ブラックリスト入りすると、再入会が認められなかったり、別の倉庫店でも会員登録ができなくなる場合があるので注意しましょう。
 

カードの貸し借りは規約違反


 コストコの会員カードは本人のみが利用できる「記名式」カードです。家族や友人に貸して利用させることは、規約違反にあたります。

 入店時にはカード裏面の顔写真が確認されることもあり、他人がカードを使うとその場で入店を断られる、または会員資格を停止される可能性があります。

 「ちょっと貸して」と頼まれると気軽に渡してしまう人もいますが、貸与が発覚すると会員資格の剥奪や再入会禁止などのペナルティを受けることも。

 家族が利用したい場合は、前述の「家族カード」を発行することを検討しましょう。

まとめ


 コストコは会員制のため、1枚のカードで本人+同伴者2名(18歳未満は人数に含まれない)までしか入店できません。3人以上で訪れる場合は、家族カードの発行や新規入会などで対応しましょう。

 一方で無理な入店やカードの貸し借りは規約違反となり、ブラックリスト入りや会員資格停止のリスクもあります。ルールを守って、お得で楽しいコストコライフを楽しみましょう。