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ふるさと納税に96%が継続意向もポイント制度廃止で様子見の姿勢、「オカネコ」調査

暮らし

2025/07/26 11:00

 400F(フォーハンドレッド・エフ)は、家計診断・相談サービス「オカネコ」ユーザーを対象に実施した「オカネコ ふるさと納税に関する調査」の結果を7月24日に発表した。調査は、7月11~13日の期間に行われ、346人から回答を得ている。

ポイント制度廃止後のふるさと納税利用に関する調査結果が明らかに

ポイント制度廃止の認知度は高い

 調査対象者に、ふるさと納税の利用経験を尋ねたところ、「利用している・利用したことがある」という回答が56.7%を占めた。ふるさと納税を「利用している・利用したことがある」と答えた人に、今後の利用意向を尋ねた質問では、「今後も利用したい」という回答が96.0%に達している。
 
半数超の人がふるさと納税の利用経験があり、
うち9割超は「今後も利用したい」

 ふるさと納税を「利用したことがない」と答えた人に、ふるさと納税に関する気持ちを尋ねたところ(複数回答)、「何から始めていいのかわからない」(41.3%)、「手続きが面倒」(33.3%)、「制度がよくわからない」(24.7%)といった、利用開始時の情報不足や手続きの複雑さを挙げる回答が多かった。
 
ふるさと納税の利用経験がない人、
利用開始時の情報不足や手続きの複雑さが障壁に

 ふるさと納税を「利用している・利用したことがある」と答えた人に、ふるさと納税を利用するタイミングを尋ねた質問(複数回答)では、「年末(10~12月)」(47.5%)が最も多く、「利用しているふるさと納税サイトのキャンペーンに合わせて」(35.2%)が続いている。
 
ふるさと納税の利用タイミングは
「年末」と「キャンペーン時」が多くを占める

 10月以降、総務省の告示によってふるさと納税への「ポイント付与」が禁止されることについて、知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答が73.7%を占めた。一方で、ポイント制度廃止が今年(2025年)のふるさと納税の「利用額」に、どのような影響を与えそうかを尋ねた質問では、「減りそう」という回答が26.6%に達したものの、「変わらない」が47.1%、「まだわからない」が22.8%となっている。
 
ふるさと納税におけるポイント制度廃止の認知度は高いものの、
利用意向は「変わらない」「まだわからない」が7割近くに

 ポイント制度の廃止が、今年(2025年)のふるさと納税の「寄付時期」に、どのような影響を与えそうかを尋ねたところ、「ポイント制度廃止前に寄付しようと思っている」が45.1%を占めた。
 
4割超がポイント制度廃止前に寄付意向

 ポイント制度廃止後(10月以降)の、ふるさと納税の利用意向を尋ねた質問では、「利用する予定」が38.2%だった一方で、「利用しない予定」(19.4%)、「検討中」(21.4%)、「まだわからない」(21.0%)を合わせた割合が約6割に達している。
 
約6割がポイント制度廃止後のふるさと納税利用に慎重な姿勢
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