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イケア・ジャパン、2024年初めに開業の「IKEA前橋」 完成予想動画を初公開

経営戦略

2023/08/23 18:00

 イケア・ジャパンは8月23日に開催したプレス向けイベントで、2024年初めにオープン予定の「IKEA前橋」の概要を発表。完成予想動画をメディアに初公開した。

2024年初めに「IKEA前橋」を
オープンするイケア・ジャパン
 

北関東全域の物流拠点の役割を担う

 IKEA前橋は、北関東初のイケアストアとなる。国内13店舗目として北関東自動車道前橋南インターチェンジ近く(約5分)の立地。オープン日は「2024年はじめ」とだけで、この日も具体的な発表はなかった。
 
IKEA前橋の店舗イメージ

 住所は群馬県前橋市亀里町2008番。車でのアクセスが良く広域からの集客が見込めることから、商圏は「群馬、長野、新潟、栃木、埼玉北部、山梨を含む北関東全域を視野に入れている」という。
 
完成予想動画の店内イメージ

 2階建てで店舗面積は約1万平方メートル。敷地面積は約5万8000平方メートル。売場面積は他のIKEAの郊外店に比べて少し小さめになるが、約9500アイテムの全商品をラインアップする。スウェーデンフードもある。
 
エスカレータで2階に上ったスペース
(完成予想動画)

 また、「売場面積に対して比較的大きな倉庫を持ち合わせている」ことから、北関東全域の商圏をカバーする物流拠点としての役割も担うという。
 

イケアらしいルームスペースのほか最新物流倉庫も!?

 メディアに初披露した完成予想動画では、吹き抜けを利用した開放的な空間に、イケアならではのペルソナ別に想定したルームスペース(ホームファニッシングアイデア)を設置して、家具や小物のアイデアを訴求している。コーナーのエンドでは、イケア一押しのトレンドを紹介する売り場も設置しているようだ。
 
コーナーのエンドでイケアのトレンドを紹介
 
イケアならではのルームスペース
(ホームファニッシングアイデア)

 広い通路を確保し、梱包済みの大型の家具などは倉庫から直接レジまで持っていける動線を確保している。他にも、席数が多めのスウェーデンフードコーナーを紹介していた。
 
人気のスウェーデンフードコーナー

 なお、倉庫の手前に作業台がある様子は、22年11月に稼働した「IKEA Tokyo-Bay」(千葉県船橋市)の自動ロボット倉庫らしきものに見えなくもない。北関東全域の物流拠点やオムニチャネル機能を担うともなれば、最新の自動ロボット倉庫を導入し、ECの物流機能も兼ね備えた最新設備となることも何ら不思議ではないだろう。
 
北関東全域の物流拠点の役割を担う

 現在、オープンに向けて店の形状や内装プランを詰めているほか、ソフト面となるオペレーション、組織の構築を進めている。

 また現地での採用活動も積極的に行っており、7月末に前橋市で開催したジョブフェアには350人以上が参加。8月26日にも第2回目のジョブフェアを開催する予定で、約400人の参加登録があるという。24年初めのオープンに向けて着々と計画を遂行しているようだ。(BCN・細田 立圭志)
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