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ローソン、「冷凍おにぎり」6品目を実験販売 物流の人手不足対策を視野に

経営戦略

2023/08/23 18:00

 ローソンは、物流関連の人手不足が深刻となるなか、冷凍流通による将来的な物流の効率化を目的に、8月22日から11月20日までの3カ月間、福島県と東京都の合計21店舗で、常温で販売しているおにぎり6品を冷凍おにぎりとして発売する実験を実施する。冷凍おにぎりの販売によって、店舗での食品ロス削減効果も見込んでおり、今回の実験販売の結果をふまえ、その後の店舗拡大などを検討していく。

レンジで温める「冷凍おにぎり」

店舗での食品ロス削減効果も見込む

 ローソンでは、昨年11月に東京都豊島区にオープンした「グリーンローソン」で、冷凍弁当の販売を行ってきた。今回、弁当よりもさらに即食ニーズが高く販売数が多いおにぎりで、冷凍による実験販売を実施する。実験販売する冷凍おにぎりは、通常製造しているおにぎりをベンダー工場で冷凍し冷凍物流で店舗に納品したもので、電子レンジで温めて食べる。

 今回の実験販売は、リサーチ会社の調査(マクロミル調べ 調査期間:2020年1月10日~1月22日)で、全国で最もおにぎりを温めるかを聞かれる結果となった福島県と一般的な東京都の店舗で行い、温めて食べる冷凍おにぎりが顧客に支持されるかの地域差などを検証する。

 冷凍販売する商品は、「焼さけおにぎり」(268円)、「赤飯おこわおにぎり」(149円)、「五目おこわおにぎり」(154円)、「鶏五目おにぎり」(138円)、「胡麻さけおにぎり」(138円)、「わかめごはんおにぎり」(138円)の6品。実験店舗は、福島県の10店舗と東京都の11店舗の合計21店舗となる。
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