祝15周年!! 初音ミクの神曲「メルト」の魅力と人気の理由

時事ネタ

2022/12/18 11:30

 【いま注目のトレンドワード・221】 音楽の話題も多く集まるTwitterでは、12月7日に「メルト15周年」がトレンド入り。ファンからはさまざまなお祝いコメントが寄せられた。

「メルトショック」という言葉が生まれるほどの人気曲(画像はイメージ)
 

多くのアーティストがカバーした神曲「メルト」

 「メルト」とはインターネット発のエンターテイメント・ユニット「supercell」に所属するryoによって制作された楽曲で、初音ミクの代表曲のひとつ。切ない恋心を歌った曲で、2007年12月7日にニコニコ動画に投稿されると瞬く間に人気作品となった。

 投稿当時に「メルト」の人気に拍車をかけたのが「歌ってみた動画」。本家と合わせて多数の「メルト」に関連する動画が投稿され、ランキング上位を独占する事態へと発展した。その現象は後に「メルトショック」と呼ばれるように。多くのニコニコ動画ユーザーへ衝撃と影響を与えた。ちなみにこの言葉は、米津玄師さんがハチという名前で発表した曲である「砂の惑星」の歌詞にも登場している。

 現在動画の再生回数はなんと1000万回を超える「メルト」。有名アーティストもカバーしており、10周年である17年12月7日には小林幸子さんがニコニコ動画にアレンジした楽曲をアップロードしている。

 トレンド入りを果たした22年12月7日にはTwitter上で多くのファンが15周年を祝福。「メルト15周年おめでとう!! ずっと大好きな曲です!」「大人になって音楽の趣向が変わったと思ってたけど、昔好きだった曲は今聞いてもイイ!」といった声が。その一方で「もう15年たったの!?」「自分も歳をとるわけだ…」と時の流れの速さに驚く人も見られた。

 また、「太鼓の達人 スマートフォン」公式アカウントが「メルト 15周年!?」とコメント。ロックバンド・ポルカドットスティングレイの雫さんも「メルト聴いてた頃の倍の歳になったってことか」と反応を示していた。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている