福岡県民も知らない? 西公園のパワースポット!

時事ネタ

2021/06/15 19:30

 福岡県には有名な神社がたくさんある。「太宰府天満宮」「宗像大社」などに初詣に出かける人は多く、全国的にもにぎわいをみせている。また、パワースポットも非常に多い。その中で、福岡市の中心地である天神エリアから近い場所にもパワースポットが存在する。「そんなところに神社が?」と驚くかもしれない。好立地にもかかわらず、なぜか知名度が低い秘密の神社。福岡県民でもあまり聞いたことがないといえる、そんなパワースポット「光雲(てるも)神社」について紹介したい。

光雲神社の大鳥居

 光雲神社には、「軍師官兵衛」として有名な福岡藩祖・黒田如水(官兵衛)と、初代藩主・黒田長政が神として祀られている。「光雲」という神社の名前は、2人の法名から名付けられたものという。黒田如水の祖父が目薬の製造販売を行っていたことに由来し、光雲神社を参拝すると「眼」や「眼病」のご利益があるといわれている。

 加えて、「眼」や「眼病」以外にも多くのご利益があずかれるパワースポットがあることでも知られている。黒田官兵衛は、江戸時代に稀代の軍師として活躍し、生涯無敗の戦上手。それにあやかって、光雲神社でも「勝守」が売られている。「勝負事に勝ちたい」という人に大変人気があるそうだ。

 神社内にある「黒田長政の兜の像」もパワースポットの一つとして数えられる。数々の武功を残した黒田長政がこの牛の兜のおかげで、戦場で命が助かった、という話があることから、幸運のアイテムと呼ばれている。

 また、展望台につながる橋の前に大変大きな「ムクノキ」が鎮座。これもまた、光雲神社の有名なパワースポットである。太平洋戦争中の福岡大空襲で、現在の西公園周辺はほとんど焼け落ちてしまったが、このムクノキだけは見事に復活し、現在もその雄大な姿を留めているとのこと。まさに、「奇跡の木」と呼ぶにふさわしい木なのである。そのため、病気が治るご利益があるといわれ、今でも親しまれている。

 もう一つ、パワースポットとして挙げられるのが「母里太兵衛の銅像」である。母里太兵衛は黒田氏の家臣だ。家臣の中から選抜された黒田二十四騎の中でも、特に重用された1人。「酒は呑め呑め~」から始まる福岡県の民謡黒田節に謡われていることで有名だ。戦国武将の福島正則に勧められ、大杯の酒を呑み干したことで名槍「日本号」を賜ったとの逸話が残っている。母里太兵衛の銅像をよく見ると、右手にその日本号を持っているのが分かる。
 

 福岡市のほぼ中心、天神エリアからほど近い場所にある光雲神社。鎮座する場所は、西公園と呼ばれる大きな公園の中だ。西公園は、福岡県民なら誰でも知っている、有名な桜の名所。にもかかわらず、光雲神社は、こちらから神社があることを話せば「そういえば、通り沿いに大きな鳥居があるな」と、やっと気付く存在になってしまっている。光雲は別の読み方で「こううん」。ぜひ、“幸運”を求めて参拝してみてはいかがだろうか。(フリーライター・西田知賀恵)

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