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改善しないau PAYが注目の的、新型コロナにも高い関心、楽天モバイルの料金も話題に

 【話題のニュースダイジェスト】 2020年2月21日から27日までの期間、「BCN+R」で注目の的だったのは、スマートフォン(スマホ)決済サービス「au PAY」関連だった。また、新型コロナウイルスの影響も関心が高まった。楽天モバイルの料金プランがどうなるかについても話題だった。ニュースを振り返る。

「毎週10億円還元」で注意すべき点

 au PAYの「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」の第3週が、2月24日にスタートした。1点だけ注意したいのは、還元対象になっている支払い方法だ。「コード支払い」か「スキャン支払い」で会計を済ませるのだが、au WALLET プリペイドカードでの支払い、au WALLET プリペイドカード連携のQUICPayによる支払いがキャンペーンの対象外となっている。
 

 1週目と2週目はあっという間に終わったが、3週目は還元上限3万ポイントから1日当たり還元上限6000ポイント(期間中は3万ポイント)と、突然のルール変更によって長続きする可能性があった。ただ、スタート日が天皇誕生日の振替休日なだけに参加しやすく利用者も多かったのだろう。結果は前週と同じ「当日終了」となった。

「後出し」条件変更も改善せず

 条件変更によって、キャンペーンの長期化による多くのユーザー獲得を狙ったにもかかわらず、初週が月~火曜日の2日、第2週が月曜日の1日、第3週も月曜日の1日となっているau PAYの誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン。この調子でいけば、正味、8日だけ実施ということもなりかねない。
 

 しかも、後出しで二度の条件変更を実施している。「翌日に終了しそうな旨を前日に告知する」というルールを、「当日の終了もある。その場合、終了しそうな当日の17時までに告知する」に変更。そして、還元上限3万ポイントから1日当たり6000ポイントへの変更だ。大盤振る舞いで新規ユーザー数の獲得を目論んでスタートしたものの、舵取りが難しくなっているようだ。

新型コロナ対策で東京ビッグサイトの展示会はどうなる?

 2月26日、安倍晋三首相が今後2週間のイベントの中止や延期、規模縮小を要請する方針を示したことによって、東京ビッグサイトで26日から開始したばかりの「第16回 スマートエネルギーWeek」の事務局は政府の急な方針転換に対応に追われた。
 
3月中旬に医療系のイベントが目白押しの東京ビッグサイト

 「8割以上の出展企業が展示していて、初日の来場者数も問題ない」(事務局)ことに加えて専門家による対策も施していることから、27日9時時点で主催社は予定通り27日も28日も開催するとした。なお、3月中旬までビッグイベントの開催が目白押しとなっている。

猛威ふるわぬインフルエンザ

 国立感染症研究所が2月21日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2020年第7週(2月10日~2月16日)の患者報告数は3万7198人。定点当たりの報告数は7.49で前週の9.04から減少した。
 
インフルエンザ患者の報告数は5道府県で増加、42都府県で減少した
(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)

 例年は1月下旬~2月上旬にかけてピークを迎えるが、暖冬が影響したほか、新型肺炎を警戒して、うがい・手洗いやマスクの着用などの予防を行う人が多かったことが、インフルエンザ対策にもつながったようだ。

楽天モバイルの新プランを予想

 東京23区、名古屋市、大阪市、神戸市に居住する楽天会員限定で、「無料サポータープログラム」を展開する楽天モバイルは、自社で回線設備を保有するMNOとして正式サービスを4月1日に開始する。同社が「正式プラン」と呼ぶMNOサービス向け料金プランの発表は、3月3日を予定。そこで、業界の常識を覆す料金体系、他社に追随した無難な料金体系、2通りのパターンを予想した。
 
現状の楽天モバイル(ドコモ回線)の料金プラン

 3キャリアの群を抜く激安プラン、もしくは3キャリアの追随プランではないかと予想するが、はたして楽天モバイルは、どちらの方向性を取るのか。楽天ID・楽天スーパーポイントを核とした楽天経済圏のさらなる拡大を意図するなら3キャリアの追随だろう。いずれにしても3月3日の発表を楽しみにしたい。