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バブルに沸くPC市場、増税反動から即回復 Windows 7サポート終了直前で

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、11月におけるノートPCの販売台数前年比は117.1%と2ケタ増を記録した。増税直後の10月は85.5%と前年を大きく割ったが、Windows 7サポート終了が直前に迫ったのを受け、1カ月で即回復。メーカー各社も大きく販売台数を伸ばしている。


 11月各週のメーカー別販売台数シェアでは、10月最終週でシェアを25%前後に戻したNECが堅調に推移。続く、富士通とレノボも安定した数値をキープしている。微増しているのはDynabook。3位のレノボに肉薄するポジションまで上げてきている。Windows搭載機の買い替えが促進されている状況もあり、アップルはややシェアを下げた。
 
 
シリーズ別ランキングの1位はNEC
「LAVIE Note Standard NS600/NA」

 シリーズ別ランキングでは、NECの「LAVIE Note Standard NS600/NA」が首位に立った。唯一の2ケタシェア(10.3%)を獲得し、全体の中でも頭一つ抜けている。NEC以外ではDynabookの「dynabook T6」が3位と健闘している。12月は年末商戦、そして1カ月後に迫ったWindows 7サポート終了前の最後の駆け込みでさらに市場は活況となりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。