アップルが従来のRetinaディスプレイを搭載するMacBookシリーズとしては最大の画面サイズとなる16インチのMacBook Proを発売した。最先端のハイスペックを揃えたモンスターマシンを試してみたところ、本機がクリエイションの現場に限らず、ビジネスシーンやエンターテインメントにもオールラウンドに活躍してくれるノートPCであることがわかった。

16インチのRetinaディスプレイを搭載するMacBook Proの新モデルをレビュー

MacBook Proシリーズ史上最強のパフォーマンス

 16インチのRetinaディスプレイを搭載するMacBook Proは本機が初めてだ。画面の標準解像度は3072×1920ピクセル、画素密度は226ppi。筆者は以前に13.3インチのMacBook Proを使っていたので、やはり画面の大きさには圧倒されたが、不思議とそのサイズ感は持て余す感じがしない。ディスプレイ周辺のフレーム(=ベゼル)は上下左右の幅を可能な限り狭くしているからだ。
 
ディスプレイを閉じたところ。
筆者が長らく使ってきた13.3インチのMacBook Proと並べてサイズ感を比べてみた

 画面は大きくなったものの、本体のサイズはコンパクトに抑えられている。ディスプレイを閉じた本体の厚みは約1.62cm。質量はちょうど2.0kg。ふだん13.3インチのMacBook Airを入れて背負っているリュックのPC用ポケットにも無理なく入った。
 
ビジネスタイプのリュックのノートPC用として設けられているポケットから
スムーズに出し入れができるサイズ感だった

 CPUの選択肢にはインテルの第9世代Coreプロセッサーを揃え、AMDの7nmプロセスルールによるRDNAアーキテクチャをベースにしたRadeon ProシリーズのGPUを搭載している。サイズの大きな動画や静止画などグラフィックス系データの処理速度はとにかく速い。放熱ファンの大型化など内部のサーマルアーキテクチャをブラッシュアップしたことにより、高いパフォーマンスを安定して持続させられる。

 高度なビデオや写真の撮影・編集を、MacBook Proを持ち歩いて移動しながらバリバリこなしたいという方には、画面のワークスペースが広く取れる16インチのMacBook Proが間違いなくおすすめだが、一般的なエンターテインメント用途にも本機を推したい理由がある。
 

[次のページ]迫力あふれる映像とサウンド

  • 1
  • 2

次へ