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【今週のキャッシュレスニュースまとめ】12月にスマホ決済キャンペーンが続々発表、PayPayやd払いでお得に

 11月も半ばだが、12月に開催されるスマートフォン(スマホ)決済サービスが各社から出揃ってきた。年末セールやクリスマスのプレゼントなど、消費が喚起される年末。お得に使えるキャンペーンに注目が集まっている。11月10~16日で話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

PayPayは複数のキャンペーンを同時展開

 PayPayでキャッシュレス・消費者還元事業対象の店舗で決済すると、通常の5%還元にさらに5%を上乗せする「まちかどペイペイ」の第1弾。増税とともに開始され、11月30日まで実施している。

 間髪入れず、12月1日にスタートするのが、まちかどペイペイの第2弾。今度のキャンペーンでは、対象となる店舗が変わらないが、20回に1回の確率で最大1000円相当のPayPayボーナスが当たるという内容に変更されている。付与上限は5000円相当/月。
 

 また、家電量販店とダイソーを対象としたキャンペーンも12月16日にスタートする。前者は「家電量販7Days」というキャンペーンで、エディオングループ各社、ケーズデンキ上新電機グループ各社、ビックカメラグループ各社、ヤマダ電機グループ各社のショップでPayPayで支払うと、1回当たり1000円、キャンペーン期間中合計5000円を上限に、決済額の10%相当のPayPayボーナスを付与する。

 対象は、ソフトバンク/ワイモバイルユーザー(所定の端末認証を行い、PayPayアカウントと連携したユーザー)。なお、法人契約や一部の端末、料金プランは対象外。

 後者は「だんぜん!ダイソー」キャンペーンで、全国のダイソー各店で1回、税込み700円以上をPayPayで支払うと、100円相当のPayPayボーナスを付与する。通常は1回のみだが、ソフトバンク/ワイモバイルユーザー、Yahoo!プレミアム会員は、期間中2回まで適用可能で、合計最大200円相当のPayPayボーナスがもらえる。

 「PayPayモール」や「PayPayフリマ」のキャンペーンも継続中。PayPayモールが対象店舗で最大25%相当、PayPayフリマが出品アイテムの購入で最大20%を還元する。期間は、PayPayモールが2020年1月31日まで(総額100億円に達した場合はその時点で終了)、PayPayフリマが12月25日まで。
 
 

ドコモユーザーならお得なd払いのキャンペーン

 ドコモユーザーなら12月に要注目なのが、d払い。対応するコンビニで10%ポイント還元するキャンペーンを12月2日から12月15日まで実施する。1回当たりの還元上限は500ポイント。期間中上限は2000ポイントとなる。注意したいのは、d払い(コード決済)の支払い方法をdカード以外のクレジットカードに設定している場合は対象外になるということだ。事前のエントリーが必須。
 

 また、同日に生活応援キャンペーンも開始する。対象となるのは、キャッシュレス・消費者還元事業で5%還元の店舗。d払い(コード決済)すると、さらに5%を上乗せして還元する。1回当たりの還元上限は500ポイント。期間中上限は2000ポイントとなる。コンビニのキャンペーンと同様に、支払い方法をdカード以外のクレジットカードに設定している場合は対象外。こちらも事前エントリーは必須だ。
 

海外でもスマホ決済! Visaのタッチ決済が便利に

 現状の国内のスマホ決済サービスは、日本でのみ利用できるものがほとんど。海外では、クレジットカードに頼るケースが多い。しかし、11月14日にビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が発表した、「Visaデビットカード」の「Google Pay」対応は、そんな状況が変わりそうだ。
 

 Visaのタッチ決済は、日本を含む世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法。NFCを搭載するAndroidスマートフォンに対象カードを登録しておけば、幅広い国でスマホ決済を利用できる。
 

 今回、Google Payへの対応を開始するのは、ジャパンネット銀行ソニー銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行の6銀行が発行するVisaデビットカード。Visaのタッチ決済でGoogle Pay対応を行うのは日本初。

 スマホ決済に関する調査では、「忘年会の幹事は約4割がキャッシュレス決済を利用したい」と考えているという結果(リクルートライフスタイルが全国に住む20~59歳の男女を対象に実施)も発表された。まとめて支払うことで、大きな還元の受けられることが理由と分析される。年末にかけて、スマホ決済はさらに広がりをみせることになりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)