楽天モバイルが10月1日から行っていた、先行して同社の回線を用いたMNOサービスを利用できる「無料サポータープログラム」の応募受付が、10月7日9時59分に終了した。申し込みが殺到したが、5000人限定で提供するため、抽選を実施するという。当選者には、10月11日から契約情報の登録案内メールを順次送る。

楽天モバイルの回線をいち早く体験できる「無料サポータープログラム」の応募受付が終了した

 無料サポータープログラムは、品質テスト、アンケートに協力することを条件に、無料で国内・海外データ通信を無制限に、国内・国際通話を無制限に利用できるサービス。東京23区、名古屋市、大阪市、神戸市に住んでいる18歳以上を対象に参加者を募っていた。

 楽天モバイルは、自社回線を用いた携帯事業への本格参入を目指しており、今回の取り組みは“実証実験”のような扱いになる。無料サポータープログラムのサービス開始時に、東京23区、名古屋、大阪、兵庫県で楽天回線を利用できるという。その他の地域については、KDDIの回線に乗り入れる。

 9月6日の会見で、楽天の三木谷浩史会長兼社長は「完全仮想化した通信ネットワークを活用したサービスは世界で初めての試みなので、慎重に展開していく」と話し、当初予定していた本格スタートを見送った理由を説明。一方で、基地局の設置が遅れている件については「ペースは回復してきている」とコメントした。

 無料サポータープログラムは、2020年3月31日まで提供する予定だが「有料の正式サービスが開始したら、その時点で終了する」という。なお、正式サービスの開始時期については「1カ月か、年内いっぱいなのか、まだ分からないが、安定した通信が可能であると判断できたら、ネットでの受付を開始する」と述べるにとどまった。(BCN・南雲 亮平)