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増税前に売れたミラーレス一眼は? 9月発売の新モデルが存在感

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、9月におけるミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数前年同月比は119.4%を記録、消費増税前の駆け込みの影響で前年を大きく上回った。メーカー別でも、キヤノンが119.1%、ソニーが139.1%、オリンパスが119.2%で上位3社のいずれも前年同月比を超えた。


 9月各週のメーカー別販売台数シェアで好調だったのは、キヤノン。8月は4週連続でトップシェアをキープしていたが、9月も右肩上がりでシェアを上げ、最終週で40%に迫った。

 9月のシリーズ別販売台数ランキングでは、キヤノンの「EOS Kiss M」が20%を超えるシェアで1位を獲得。同社のトップシェアをけん引している。また、9月発売の「EOS M6 MarkII」が早速11位にランクインするなど、盤石な体制を整えつつある。
 
9月発売の「EOS M6 MarkII」はさっそく11位にランクイン

 キヤノンを追うソニーは、高単価のモデルがよく売れている。トップテンにランクインした平均単価10万円超えの製品は同社の2モデル(「α6400」と「α7 III」)のみで、9月に発売された平均単価38万4133円の「α7R IV」も21位に入ってきている。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。