2019年7月に“約6100万画素”という超高画素が話題になったソニーのフルサイズミラーレス一眼「α7R IV」が9月6日に発売された。ボディーのみの実勢価格は税別40万円前後。スペックも価格も「上の上」だが、人気の高いα7Rシリーズの最新モデルということもあり、市場の注目度は高い。

9月6日に発売したソニーのフルサイズミラーレス一眼
「α7R IV」

約6100万画素だけじゃない 技術の粋を集めた次世代カメラ

 「α7R IV」は、約6100万画素のフルサイズ裏面照射CMOSセンサーを搭載しながら、最高5.5段分のボディ内手ぶれ補正を実現。オートフォーカス(AF)と自動露出に追従しながら、10コマ/秒で撮影できる。

 AFでは、撮影エリアの74%をカバーする325点の増面位相差センサーを備える。AIで人間だけでなく動物の瞳にリアルタイムでピントを合わせ続けることも可能。16枚の画像を合成し、2億480万画素の画像生成が可能なピクセルマルチ撮影機能も備えた。

 動画性能も優秀で、スーパー35mmフォーマット時には4K映像に必要な画素数の2.4倍の情報量を駆使して4K映像を出力する高解像撮影に対応。画像フォーマットは、業務用映像制作に利用されるXAVCを民生用に拡張したXAVC Sフォーマットに対応する。

8月の販売台数シェアは約7割 新製品がさらなる追い風に

 全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、フルサイズミラーレス一眼市場を先行して開拓したソニーはキヤノンやニコンなどが参入したあとも優位なポジションを維持している。
 

 2018年8月~19年8月の販売台数シェア推移では、市場を独占していた昨年夏以前よりはシェアを落としているものの、過半数をキープ。直近月となる8月には70%近くまで戻している。新製品の投入は上昇気流に乗っている同社にとって、さらなる追い風になりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。