ソニーは7月17日、レンズ交換式フルサイズミラーレスカメラ「α7R IV」を9月6日に発売すると発表した。ボディーのみの実勢価格は税別で40万円前後。

 製品発表会で、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズデジタルイメージング本部第一ビジネスユニットの大島正昭担当部長は、レンズ交換型カメラが一眼レフからミラーレスへと急速に移行している状況について「フィルムからデジタルに移行したのと同様の大きな構造変化」と表現。新製品を同社のフラッグカメラα9に続く「もう一つのモンスター」として紹介した。さらに高画素数のセンサーを搭載することで、「中判カメラに迫る高画質を実現した」と胸を張った。
 
中判カメラに迫る高画質を実現したと話す、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ
デジタルイメージング本部 第一ビジネスユニットの大島正昭 担当部長

 α7R IVは、約6100万画素と高画素数のフルサイズ裏面照射CMOSセンサーを搭載しながら、最高5.5段分のボディ内手ぶれ補正を実現。オートフォーカス(AF)と自動露出に追従しながら、10コマ/秒で撮影できる。AFでは、撮影エリアの74%をカバーする325点の増面位相差センサーを備える。AIを駆使し、人間だけでなく動物の瞳にリアルタイムでピントを合わせ続けることもできる。16枚の画像を合成し、2億480万画素の画像生成が可能なピクセルマルチ撮影機能も備えた。
 
標準域のズームレンズ FE 2.8/24-70GMを装着したα7R IV

 動画機能も充実させた。スーパー35mmフォーマット時には4K映像に必要な画素数の2.4倍の情報量を駆使して4K映像を出力する高解像撮影に対応。画像フォーマットは、業務用映像制作に利用されるXAVCを民生用に拡張したXAVC Sフォーマットに対応した。さらに、オーディオインターフェースをデジタル化。別売りのデジタルマイクを使用することで、さらにクリアな音声収録も可能にした。

 ハンズオンで実際に撮影してみたところ、超高画素数のカメラでありながら、手ぶれ補正がよく効いており、撮影の歩留まりが高そうな印象を持った。αシリーズの流れをしっかり継承した全体にかっちりとしたボディデザイン。ファインダー内の画像がクリアでシャッターを押した感覚も小気味よく、カメラ好きの心をくすぐるカメラに仕上がった印象だ。(BCN・道越一郎)
 
ズームレンズ FE 2.8/24-70GMを装着したα7R IVで撮影したテスト撮影画像。記事のサムネールは、
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