全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、8月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数前年比は94.1%で前年を割った。メーカー別では上位3社のうち、キヤノンが94.7%、ソニーが98.5%だったが、オリンパスは105.3%で前年を上回った。


 8月各週のメーカー別販売台数シェアでは、7月にソニーの後塵を拝していたキヤノンが週を追うごとにシェアを拡大。8月2週目以降は4週続けて、首位をキープした。躍進が目立ったのがオリンパス。1週目がキヤノン・ソニーを抑えて1位、翌週がキヤノンに逆転を許したもののソニーとは抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げている。
 

 同期間のシリーズ別販売台数ランキングでは、不動の人気を誇るキヤノンの「EOS Kiss M」が17.3%にシェアを伸ばし、首位を獲得。ソニーの「α6400」、オリンパスの「OLYMPUS PEN E-PL9」が後を追う展開だ。
 
前月から約5ポイントシェアを伸ばしたキヤノンの「EOS Kiss M」

 勢いが落ちているようにみえるソニーだが、約6100万画素の高画素撮影ができるフルサイズミラーレス一眼「α7R IV」の発売を9月6日に予定しており、買い控えが発生しているとも考えられる。従来機種「α7R III」は高価なフルサイズ機ながら、ミラーレス全体の販売台数シェアで上位にランクインするなど売れ行きは堅調で、α7R IVも売れ筋となる可能性は高い。
 
9月6日に発売する「α7R IV」

 また、キヤノンも9月下旬に最高約14コマ/秒の高速連写を実現した「EOS M6 Mark II」を発売を控える。α7R IVとは価格レンジがだいぶ異なるので、直接の競合にはならないかもしれないが、いずれも市場の起爆剤として注目を集めそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。