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BCN AWARD受賞のTVS REGZAに25年の好調要因と26年の展望を聞く(前編)

2026年1月19日に「BCN AWARD 2026」が発表された。同AWARDは、BCNが日次で収集・集計している全国の家電量販店やPC専門店、ネットショップの実売データから25年1~12月の年間トータルで、最も販売台数が多かったメーカーを称えるもの。TVS REGZAは液晶テレビ(4K未満)部門で5年連続、液晶テレビ(4K以上)でも3年連続で受賞。有機ELテレビでは前年と同じく2位だったが、テレビ全体では4年連続でトップシェアを維持した。好調さをキープしている同社の石橋泰博取締役副社長にインタビューを行い、前後編に分けてお届けする。前編の今回は、25年を振り返ってその好調要因などを語ってもらった。次回の後編では、26年の展望や同社の技術に対する考えなどを紹介する。

フラッグシップの116ZX1Rと石橋泰博副社長

テレビ市場は横ばいでもTVS REGZAはシェアがアップ

――BCN AWARD 2026の液晶テレビ部門において、今回もAWARDを受賞しました。

 25年は液晶4K未満で5年連続、液晶4K以上で3年連続、そして有機ELテレビでも2位となり、多くの支持を得ることができました。まずは高い支持をいただいたユーザーの皆様、そして量販店をはじめとするパートナーの方々に深く感謝を申し上げたいですね。

――液晶4K以上と有機ELテレビでは、シェアがさらにアップしています。

 25年のテレビ市場は、24年と同じ規模の460万台前後であったとみています。市場は拡大したとはいえませんが、その中でシェアを伸ばせたポイントは、ラインアップを拡充できたことと、24年の反省から欠けていたところを埋めることができたことにあると考えています。
 
ラインアップの拡充がシェアアップにつながったと語る
石橋副社長

 製品に搭載している画質や音質、UX(ユーザーエクスペリエンス)などの機能、性能は高い評価を得ることができました。製品では、ハイグレードのZ875Rがフラッグシップの機能を搭載しながら値ごろ感もあり、ヒット商品となりました。さらに有機ELテレビと液晶の両方に注力する「2トップ戦略」もラインアップ拡充では、功を奏したとみています。

――24年に欠けていたというのは、どのようなところだったのですか?

 タイムシフトマシンのラインアップが少なかったという点です。大画面を選ばない方のために43Vや50Vのモデルにもタイムシフトマシンを搭載して展開したことで、購入者の選択肢が広がりました。

国内初のRGB Mini LEDテレビを12月に発売

――技術面に関しての25年はいかがでしたか?

 25年は日本初となる2つの技術を新たに採用しました。一つはRGB Mini LEDテレビで、RGBがそれぞれ独立発光する新しいカテゴリーのパネルを搭載した116ZX1Rを、25年12月に発売しました。RGB Mini LEDテレビの発売は、当社が日本初となります。

 RGB Mini LEDは非常に高度な技術が必要で、発光の制御はもちろん、画作りでのチューニングなどにも高い技術が要求されます。それだけに映像表現は素晴らしく、今後はMini LEDテレビのフラッグシップモデルという位置づけになっていくとみています。
 
新開発のRGB Mini LEDパネルは各色独立制御で色鮮やかな映像を映し出す
 
従来よりも色の純度が高い発光で映像をリアルに再現する
 
RGBの独立発光で再現できる色域が広がり、より自然な映像表現を実現

 もう一つは、レグザインテリジェンスというコンセプトを実現できたこと。特に、生成AIを採用した新しい検索ナビゲーションシステム「レグザAIボイスナビゲーター」の搭載です。

 これは生成AIと対話形式でやり取りを行ってコンテンツを検索する技術で、あいまいなワードでもAIが目的のコンテンツを表示してくれます。中国を除けば、当社が世界で最も早い導入だったと思います。

 AI関連では、音声と環境音を分離して調整できる「レグザAI快適リスニング」も体験していただいた方からは、その性能を高く評価していただきました。

――かつて搭載していた2画面機能も復活しています。

 はい。「2画面機能」を復刻させたのも非常に好評でした。従来の2画面は2つのテレビ番組を同時に表示するというものでしたが、今はテレビ番組かHDMIで接続したデバイスのコンテンツとYouTube、またはスマホのコンテンツが2画面で楽しめるようになっています。

 つまり、テレビとネットコンテンツの両方が2画面で同時に表示できるというテレビの新しい使い方提案で、かつて2画面を楽しんでいた方々からも喜ばれました。

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