毎年5月後半から6月にかけて、スマートフォン(スマホ)夏モデルの発表や新プランの発表など、話題が豊富な時期だ。NTTドコモ、ソフトバンク、auの3キャリアから発表されるスマホ夏モデルの大半はAndroidスマホで、この夏モデルが登場する6~8月は、OS別のスマホ販売台数構成比で、Android端末が全体の過半数を超える。

毎年6~8月はAndroidスマートフォンが最も売れる

 9月に入ると話題は一気にiPhoneの新モデル一色になり、Androidスマホ市場も一服するため、この夏商戦が最もAndroidスマホの激戦区といっても過言ではない。

 そんな中、Androidスマホ夏商戦の先陣を切ったのは、ソフトバンクが扱う「Pixel 3a」だ。全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」では、5月18~19日の2日間におけるAndroidスマホの機種ランキングで1位を獲得。2位がauの「Xperia XZ3 SOV39」、3位がNTTドコモが取り扱う2018年12月発売の「AQUOS sense2 SH-01L」だ。これは、特定機種の購入限定で月額1500円割引サービス「docomo with」の対象製品で、このdocomo withは5月31日に申込受付が終了する予定だが、終了間近に迫る中、駆け込み需要が相次ぎ、販売数が増加している。
 
ソフトバンクが先行して発売されたGoogleの「Pixel 3a」
 
auのXperia XZ3とdocomo with対象のAQUOS sense2を抑え、Pixel 3aが好調なスタートを切った

 しかし、各キャリアから発表された夏モデルのスマホは、これから本格的に発売となるため、このAndroidスマホランキングも翌週にどう変動するか分からない。5月23日にSamsungのGalaxy S10とS10+がauから、5月24日と25日にシャープのAQUOS R3がソフトバンクとauから、それぞれ発売となる。9月の新iPhone発表までがこのAndroidスマホ市場のピークといえるが、果たしてどの夏モデルが天下を取るのか、追って続報を届ける。(BCN・栃木亮範)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。