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消費者対応を育成する新資格「お客様対応専門員(CAP)」、11月から試験開始

販売戦略

2018/10/30 17:30

 日本産業協会は、企業のカスタマーサポート部門やコールセンターの勤務者、店舗スタッフ、営業職など、幅広い業種・職種に従事する人を対象にした「お客様対応専門員(CAP)」の本試験を11月15日から開始する。

「お客様対応専門員(CAP)」の図解イメージ

 「お客様対応専門員(CAP)」は、消費者対応・お客さま相談のプロフェッショナルに求められる、消費者問題、消費者行政、消費生活に関する法令の知識を有する者を日本産業協会が認定する新資格。従来の「消費生活アドバイザー」とは異なり、学びやすいよう、消費者対応に特化した。名刺に記載すれば、顧客をはじめとする社内外の信頼度を高められる。

 本試験は、全国260か所の試験会場で毎日実施する(年末年始を除く)。受験料は税込6302円。日本産業協会は、有資格者向けに、最新の幅広いテーマのeラーニング講座を提供。消費者対応・お客様相談のプロフェッショナルを育成する。
 
名刺への記載イメージ

 また、複数の業界団体・企業・有識者からなるIoT検定制度委員会は、「IoT検定ユーザー試験」の本試験を11月27日に開始する。
 
「IoT検定パワー・ユーザー」の認定ロゴ

 「IoT検定ユーザー試験」は、IoTサービス導入で調査・企画するために必要となるIoTリテラシーや、一般家庭や家電などIoTサービスの基礎となる知識を問う一般ユーザー向けの試験。IoTの基礎を網羅しているため、試験に向けた学習の過程でIoTリテラシーを身に付けられる。

 試験は全国150会場で毎日実施し、試験時間は40分。試験結果は合否ではなく、正答率に応じて4段階で判定するグレード制で、正答率86~100%は「グレードA」、76~85%は「グレードB」、66~75%は「グレードC」、0~65%は「グレードなし」となる。

 試験内容は、IoT概要/戦略とマネジメント/産業システムと標準化(法律含む)/セキュリティのマネジメント領域と、ネットワーク/IoTデバイス/IoTプラットフォーム/データ分析のテクノロジー領域。出題方式は三肢択一で、問題数は48問(8分野×6問)。受験料は税込8640円。

 IoT検定制度委員会では今後、IoTプロフェッショナル・コーディネーターが講師を務める勉強会の実施も予定している。