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PC専門店「ドスパラ」を率いる氷河期世代の社長のアキバ観

特集

2017/06/10 12:00

 電気街から萌えやサブカルチャーなどのオタク文化が集積した街に変貌した秋葉原について、今年4月にBCNのインタビュー取材に応じたドスパラの西尾伸雄社長は、「現在の秋葉原には何でもある」と話した。巷でいわれているようなユーザーの“秋葉原離れ”も「ない」という。


秋葉原地区で本店とパーツ館の2店舗を展開するドスパラ

 西尾社長は、日本工学院専門学校卒業後、2002年にサードウェーブに入社。ドスパラ店長、店舗SVなどを歴任した後、14年11月に、分社化によって12年に設立されたドスパラの代表取締役社長に就任し、今年で5年目を迎える。1981年生まれ、就職氷河期世代の数少ないリーダーだ。
 

1981年生まれのドスパラの西尾伸雄社長

 インタビューは、主にドスパラの戦略について聞いた<既存顧客が楽しむ場を提供 目指すのは専門店の“深化”><会員制度でつなぐオムニチャネル戦略>と、相次ぎでオープンする競合への意識などを聞いた<移ろいゆく秋葉原の変化を語る>の3本に分けて掲載。オンラインショップが台頭するなか、専門店の深化を目指す、これからのジャンル特化型の家電量販店のあり方が浮かび上がる。(BCN・大蔵 大輔/嵯峨野 芙美)