【おしえてビックさん・32】コーヒー豆を挽いて本格コーヒーの風味を楽しみたい。これまで手動で豆を挽いていたけど、電動ミルに切り替えたい。アウトドアでも豆を挽きたい。コーヒーへのこだわりは人により様々。だけど価格は1万円以下に抑えたい。そんなわがまま通用するのでしょうか。そこで、ビックカメラ池袋本店 キッチン家電コーナー ビックカメラマイスターの荒井麗那(あらい れな)さんに、手軽に本格コーヒーを楽しめる1万円以下の電動ミルをおしえてもらいました。
ビックカメラ池袋本店 キッチン家電コーナー ビックカメラマイスターの
荒井麗那(あらい れな)さん
(1)刃の種類(プロペラ式/臼式/コーン式/コニカル式)
(2)刃の素材(主に金属製とセラミック製)
(3)一度に挽くことができるコーヒー豆の量とスピード
(1)について、「プロペラ式は操作性がシンプルで、比較的お手頃な価格帯が魅力です。ただし、豆を挽く際に豆に余分な熱が入りやすく豆の風味が損なわれやすいのと、均一サイズに挽くのが困難な点がデメリットです。電動ミルの初心者向けです。
臼式は、平行の上下の刃をかみ合わせて豆をすりつぶす方式のこと。プロペラ式と比較して豆に熱が入りにくく、より均一なサイズに挽くことができます。よりコーヒーの深い香り・味わいを楽しみたい方におすすめです。
コーン式/コニカル式は、円錐状の刃を回転させて豆を挽く方式です。コーン式は刃を高速回転させて、挽く豆の粒度をより細かく調節できるのに対し、コニカル式は刃を低速で回転させるため、いずれも自分の気分によって風味の異なるコーヒー豆の種類や抽出方法を変えたいという方に適しています」と説明します。
プロペラ式/臼式/コーン式/コニカル式と行くにしたがって、お手軽さからより深くコーヒーを楽しみたい人に向けて方式が変わっていくようです。
(2)について荒井さんは、「金属製の刃は切れ味がよく、豆が引っ掛かってしまうことも少ないのが利点です。ただ、刃が錆びないようにこまめにお手入れすることをおすすめします。一方のセラミック製の刃は、摩擦熱が豆に伝わりにくく風味が損なわれにくいです。また刃を取り外せば水洗いも可能です」とアドバイスします。
メンテナンスがそれほど苦にならないか、もしくはラクしたいかによって刃の素材を選ぶのがポイントのようです。
(3)については「何杯分の豆を挽きたいのか、杯数が多い場合は容量が大きめのものや素早く挽ける商品をおすすめします」と話します。多くの豆を挽くなら、スピードも考慮するとよさそうです。
さっそく商品について、荒井さんに順番におしえてもらいます。
ビックカメラ池袋本店の電動ミルコーナー
カリタの
「コーヒーミル CM-50」
おすすめする理由について、「ボタン操作1つの簡単設計。50gの豆なら15秒で中挽きに。ドリップコーヒーを手軽に楽しんでみたいというビギナー向けスタンダード機種です」と、手軽に素早く挽ける点を挙げます。
本体サイズは99×82×178mmで重量750gというコンパクトさも、毎日手軽にコーヒーを楽しみたい人によさそうです。
荒井さんがこの商品をおすすめしたい人は、「初めて電動ミルを使用される方。今まで手動で挽いていたけど、手軽な電動式に切り替えてみたいという方」とのことです。まさに入門機にふさわしい機種ですね。
デロンギの
「うす式コーヒーグラインダー KG79J」
おすすめする理由について、荒井さんは次のようにアドバイスします。
「杯数ダイヤルで豆の挽く量を、粒度ダイヤルで豆の挽き具合をセットして電源ボタンを押すだけ。挽いた後は自動で停止してくれます。最大12杯分までの豆を一度に挽くことができるので、ご家庭でコーヒーを多く飲まれたいという方にも安心。挽いた粉はコンテナ容器に溜まり、取り出し可能。使用しないときには、底面に電源コードを収納できるのでコンパクトに収納できます」。
上下の歯で豆をすりつぶす臼式なので豆を均等に挽けて、エスプレッソからドリップコーヒーまで幅広く楽しめるのもポイントです。
荒井さんがこの商品をおすすめする人は「コーヒーを多めに消費される方、より風味のあるコーヒーを楽しまれたい方」とのこと。家族みんなで楽しんだり、コーヒーをたくさん飲む人におすすめの機種です。
ユニークの
「oceanrich コードレスコーヒーグラインダー UQ-ORG3CBK」
おすすめする理由について荒井さんは次のように指摘します。
「USB Type-Cの充電式コードレスタイプなので、ご家庭だけではなくキャンプなどアウトドアでも手軽にコーヒーを楽しめます。ステンレス刃で均一に、わずか約34秒で一杯分の豆を挽けます。粒度はボタンで選ぶだけ、極細挽きから粗挽きまで5段階の調整が可能です。粉の容量も前モデルより110gにアップし、ガラスコンテナは保存瓶にもなり便利です。満充電で1回30g、約9回分の使用が可能です」。
外でも挽いた豆でコーヒーを楽しめるなんて贅沢。ガラスコンテナに挽いた豆を直接入れるデザインも、アウトドアで盛り上がるでしょう。臼式刃がセラミック刃からステンレス刃に変わったのも、切れ味が上がり、引っ掛かりが減るスムーズな挽き心地を実現します。
荒井さんがこの商品をおすすめする人は「省スペースで場所を問わずに電動ミルを使用されたい方。アウトドアへの持ち出しもしたい方」とのこと。一人暮らしの人も十分にコーヒーを楽しめる機種といえそうです。
最後に、荒井さんが接客時に心がけていることをおしえてもらいました。
「キッチン家電は売り場ですべての商品を使って実際に料理を作ったり、味を確かめられるわけではないので、極力購入後の使用感やお手入れ方法などをイメージしていただけるように心がけています」。
11月14日、ビックカメラの池袋本店、池袋カメラ・パソコン館、池袋西口店の3店舗がリニューアルして新しいストアコンセプトを導入しました。社内資格制度で、豊富な商品知識を持つ精鋭「ビックカメラマイスター」の販売員が、創意工夫を凝らした売り場の演出を手掛けます。荒井さんもその一人として、池袋本店を盛り上げます。宝探しのような新しい商品との出会いが体験できるとのことです。電動ミルコーナーも覗いてみましょう。
荒井麗那(あらい れな)さん
刃の種類と素材、挽ける量とスピードをチェック
荒井さんは、1万円以下の電動ミルを選ぶ際の三つのポイントを挙げながら、それぞれについて詳しく説明します。(1)刃の種類(プロペラ式/臼式/コーン式/コニカル式)
(2)刃の素材(主に金属製とセラミック製)
(3)一度に挽くことができるコーヒー豆の量とスピード
(1)について、「プロペラ式は操作性がシンプルで、比較的お手頃な価格帯が魅力です。ただし、豆を挽く際に豆に余分な熱が入りやすく豆の風味が損なわれやすいのと、均一サイズに挽くのが困難な点がデメリットです。電動ミルの初心者向けです。
臼式は、平行の上下の刃をかみ合わせて豆をすりつぶす方式のこと。プロペラ式と比較して豆に熱が入りにくく、より均一なサイズに挽くことができます。よりコーヒーの深い香り・味わいを楽しみたい方におすすめです。
コーン式/コニカル式は、円錐状の刃を回転させて豆を挽く方式です。コーン式は刃を高速回転させて、挽く豆の粒度をより細かく調節できるのに対し、コニカル式は刃を低速で回転させるため、いずれも自分の気分によって風味の異なるコーヒー豆の種類や抽出方法を変えたいという方に適しています」と説明します。
プロペラ式/臼式/コーン式/コニカル式と行くにしたがって、お手軽さからより深くコーヒーを楽しみたい人に向けて方式が変わっていくようです。
(2)について荒井さんは、「金属製の刃は切れ味がよく、豆が引っ掛かってしまうことも少ないのが利点です。ただ、刃が錆びないようにこまめにお手入れすることをおすすめします。一方のセラミック製の刃は、摩擦熱が豆に伝わりにくく風味が損なわれにくいです。また刃を取り外せば水洗いも可能です」とアドバイスします。
メンテナンスがそれほど苦にならないか、もしくはラクしたいかによって刃の素材を選ぶのがポイントのようです。
(3)については「何杯分の豆を挽きたいのか、杯数が多い場合は容量が大きめのものや素早く挽ける商品をおすすめします」と話します。多くの豆を挽くなら、スピードも考慮するとよさそうです。
さっそく商品について、荒井さんに順番におしえてもらいます。
初めて電動ミルを使うならカリタの「コーヒーミル」
荒井さんが推す商品の1品目は、カリタの「コーヒーミル CM-50」です。
「コーヒーミル CM-50」
おすすめする理由について、「ボタン操作1つの簡単設計。50gの豆なら15秒で中挽きに。ドリップコーヒーを手軽に楽しんでみたいというビギナー向けスタンダード機種です」と、手軽に素早く挽ける点を挙げます。
本体サイズは99×82×178mmで重量750gというコンパクトさも、毎日手軽にコーヒーを楽しみたい人によさそうです。
荒井さんがこの商品をおすすめしたい人は、「初めて電動ミルを使用される方。今まで手動で挽いていたけど、手軽な電動式に切り替えてみたいという方」とのことです。まさに入門機にふさわしい機種ですね。
最大12杯分を一度に挽けるデロンギの「うす式コーヒーグラインダー」
荒井さんが推す商品の2品目は、デロンギの「うす式コーヒーグラインダー KG79J」です。
「うす式コーヒーグラインダー KG79J」
おすすめする理由について、荒井さんは次のようにアドバイスします。
「杯数ダイヤルで豆の挽く量を、粒度ダイヤルで豆の挽き具合をセットして電源ボタンを押すだけ。挽いた後は自動で停止してくれます。最大12杯分までの豆を一度に挽くことができるので、ご家庭でコーヒーを多く飲まれたいという方にも安心。挽いた粉はコンテナ容器に溜まり、取り出し可能。使用しないときには、底面に電源コードを収納できるのでコンパクトに収納できます」。
上下の歯で豆をすりつぶす臼式なので豆を均等に挽けて、エスプレッソからドリップコーヒーまで幅広く楽しめるのもポイントです。
荒井さんがこの商品をおすすめする人は「コーヒーを多めに消費される方、より風味のあるコーヒーを楽しまれたい方」とのこと。家族みんなで楽しんだり、コーヒーをたくさん飲む人におすすめの機種です。
アウトドアでも豆挽きコーヒーならユニークの「コードレスグラインダー」
荒井さんが推す商品の3品目は、ユニークの「oceanrich コードレスコーヒーグラインダー UQ-ORG3CBK」です。
「oceanrich コードレスコーヒーグラインダー UQ-ORG3CBK」
おすすめする理由について荒井さんは次のように指摘します。
「USB Type-Cの充電式コードレスタイプなので、ご家庭だけではなくキャンプなどアウトドアでも手軽にコーヒーを楽しめます。ステンレス刃で均一に、わずか約34秒で一杯分の豆を挽けます。粒度はボタンで選ぶだけ、極細挽きから粗挽きまで5段階の調整が可能です。粉の容量も前モデルより110gにアップし、ガラスコンテナは保存瓶にもなり便利です。満充電で1回30g、約9回分の使用が可能です」。
外でも挽いた豆でコーヒーを楽しめるなんて贅沢。ガラスコンテナに挽いた豆を直接入れるデザインも、アウトドアで盛り上がるでしょう。臼式刃がセラミック刃からステンレス刃に変わったのも、切れ味が上がり、引っ掛かりが減るスムーズな挽き心地を実現します。
荒井さんがこの商品をおすすめする人は「省スペースで場所を問わずに電動ミルを使用されたい方。アウトドアへの持ち出しもしたい方」とのこと。一人暮らしの人も十分にコーヒーを楽しめる機種といえそうです。
最後に、荒井さんが接客時に心がけていることをおしえてもらいました。
「キッチン家電は売り場ですべての商品を使って実際に料理を作ったり、味を確かめられるわけではないので、極力購入後の使用感やお手入れ方法などをイメージしていただけるように心がけています」。
11月14日、ビックカメラの池袋本店、池袋カメラ・パソコン館、池袋西口店の3店舗がリニューアルして新しいストアコンセプトを導入しました。社内資格制度で、豊富な商品知識を持つ精鋭「ビックカメラマイスター」の販売員が、創意工夫を凝らした売り場の演出を手掛けます。荒井さんもその一人として、池袋本店を盛り上げます。宝探しのような新しい商品との出会いが体験できるとのことです。電動ミルコーナーも覗いてみましょう。





