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iPadが4か月ぶりにシェア7割を回復、タブレット市場の最新動向

データ

2022/03/18 06:30

 全国の家電量販店ECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2022年2月のタブレット端末の販売台数は、前年同月比100.4%とほぼ横ばいだった。21年後半は巣ごもり需要による特需の反動で前年実績を下回る月が増えていたが、ようやく正常化しつつある。


 市場をけん引しているのは、やはりAppleだ。メーカー別販売台数の伸び率は前年同月比116.1%。シェア上位のレノボやNECはまだ前年割れのため、AppleがAndroid勢より一足先に回復したという見方もできそうだ。メーカー別販売台数シェアではアップルが21年10月以来、4か月ぶりとなる7割超え。しっかりと市場の主導権を握っている。3月はiPad Airの第5世代モデルが発売された影響で、さらに上振れすることも予想される。
 

 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは「10.2インチiPad Wi-Fi(第9世代)」が首位。「10.9インチiPad Air Wi-Fi 64GB」「10.9インチiPad Air Wi-Fi 256GB」が続く。iOS搭載機以外でもっとも売れているのはレノボの「Lenovo Tab M10 HD(2nd Gen)」だった。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。