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都民の移住人気、1位は「八王子・奥多摩」 2位は「鎌倉・三浦」

データ

2021/03/25 12:00

 リクルート住まいカンパニーは、東京都に居住している人を対象に「東京都民が移住・二拠点居住したいエリアランキング」に関するウェブアンケートを実施し、結果を発表した。

リクルート住まいカンパニー調べ(以下同じ)

 都民で移住したいエリアの1位は「【東京都】八王子・奥多摩エリア」 、2位は「【神奈川県】鎌倉・三浦エリア」 となった。3位は「【北海道】石狩エリア」、4位は「【沖縄県】離島・諸島エリア」 、5位「【福岡県】福岡エリア」と北海道と九州地方が続いた。

 また、都民でニ拠点居住したいエリアの1位は「【神奈川県】鎌倉・三浦エリア」、2位は「【東京都】八王子・奥多摩エリア」、3位は「【神奈川県】湘南エリア」となった。

 4位は「【静岡県】伊豆エリア」で、5位「【沖縄県】那覇エリア」、6位「【沖縄県】離島・諸島エリア」と静岡県・沖縄県が続いている。
 

 地方移住・二拠点居住について聞いたところ、全体では「実施が決まっている」「実施を検討しており、問い合わせや現地見学などの行動を行っている」がそれぞれ1%と少数派だが、「実施を検討しており、情報収集をしている」が2%、「具体的な検討はしていないが、強い関心がある」が7%、「具体的な検討はしていないが、関心がある」が25%と、関心の高さは合わせて36%だったことがわかった。

 性・年代別にみると、男性20代・30代の関心が高い一方で、女性50代・60代の関心は低い。同居家族別にみると、子供(幼児~幼稚園・保育園)のいる世帯と1人暮らし世帯の関心が高かった。

 新型コロナの感染拡大による影響を尋ねたところ、「感染拡大以前は関心がなかったが、感染拡大で関心が生まれた」が16%、「感染拡大以前から関心があったが、感染拡大でとても関心が高まった」が12%、「感染拡大以前から関心があったが、感染拡大でやや関心が高まった」が24%と合わせて52%が関心が生まれた・高まったと回答した。

 年代別にみると20代、ライフステージ別にみると末子が小学生未満のファミリー世帯で関心が生まれた・高まったとする人が相対的に多かった。

 地方移住または二拠点居住を希望する理由を聞くと、「自然が豊かな環境で生活したい」が56%で最も多く、「リラックス・リフレッシュできる時間・空間がほしいから」(41%)、「住居費を下げたい」(31%)、「広い家に住みたい」(30%)、「生活費を下げたい」(27%)と続いた。

 年代別にみると、20・30代では「住居費を下げたい」「満員電車での通勤をやめたい」が相対的に多かった。20代では「生活費を下げたい」、30代では「よりよい子育て環境をもとめて」「広い家に住みたい」も多かった。

 ライフステージ別にみると、「自然が豊かな環境で暮らしたい」は、子育て卒業シニアカップル(60歳以上)世帯とファミリー世帯の回答が多かった。また、シングル世帯女性では「東京での生活・仕事に疲れたから」が多い結果となった。