教育市場で好評の富士通「arrows Tab EH」、一般販売開始

 富士通クライアントコンピューティングは、10.1インチワイドの2in1ノートPC「arrows Tab(アローズタブ) EH」を9月10日に発売する。価格はオープンで、公式オンラインショップ・WEB MARTでの税込み価格は9万3280円。

arrows Tab EH

 arrows Tab EHは、全国約850の自治体で採用されている富士通のスクールタブレット端末ARROWS Tab Q」シリーズをベースに、“School Design 360°”をコンセプトとして、全方向で子どもの使いやすさを研究して開発されており、好奇心旺盛な子どもたちが存分に使えるよう、頑丈で耐久性に優れた設計を実現している。

 ディスプレイ部を取り外せばタブレット端末、スリムキーボードを装着すればノートPCとして使用可能で、付属のスタイラスペンや指によるタッチ操作に対応しているので、ローマ字やキーボード入力を学ぶ前から活用できる。
 
タブレット端末としての使用イメージ

 本体は、学習机のスペースを考慮したコンパクトサイズで、教科書やドリルを一緒に広げても幅を取らない。また、角のないラウンドフォルムなので手になじみやすく、4隅にグリップを取り付ければ手が小さな子どもでも落としにくい。また、IPX4準拠の防滴、IP5X準拠の防じん性能を備えている。

 ナビゲーションサイト「FMVキッズハブ」では、初めてのPC利用に必要なメニューにアクセスが可能。AIアシスタント「いつもアシスト ふくまろ」は、音声でキャラクターと会話しながら、PC操作や英単語学習ができる。また、「プログラミングゼミ」ではブロックを組み合わせる直感的な操作で、プログラミングをゲーム感覚で学びながら創造力・発想力を育むコンテンツを用意している。
 
(左から)「FMVキッズハブ、いつもアシスト ふくまろ、プログラミングゼミ

 ほかにも購入特典として、オンライン学習サービス「FMVまなびナビ」で、「タイピングコース」を6カ月間、「学校教科コース」を2カ月間、「プログラミング・マイクラッチコース」を2か月間、「オンライン英会話コース」を2カ月間無料で試せる。

 CPUインテルCeleron N4000、10点マルチタッチ対応10.1インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1920×1200)、メモリ4GB、128GBのeMMCを搭載し、インターフェースとして、約200万画素/約800万画素のカメラ、USB Type-C(USB PD対応)×1基、USB 3.1 Type-A×1基などを備える。

 対応無線通信は、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANBluetooth 5.0。OSWindows 10 Pro 64ビット。バッテリ駆動時間は約11.5時間。キーボード装着時のサイズが幅264.0×高さ24.7×奥行き214.9mmで、重さが約1230gとなっている。