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新型コロナの影響でアクティブシニアのデジタル化が進む、情報収集やニュース閲覧をネットで

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2020/04/24 12:30

 博報堂のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」は、オースタンスの調査・ビジネス推進組織「趣味人倶楽部シニアコミュニティラボ」と共同で、シニアを対象としたSNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員を対象に実施した、新型コロナウイルス感染症の流行がアクティブシニアにどのように影響を及ぼしているかについての調査結果を、4月23日に発表した。

8割のアクティブシニアがインターネットで新型コロナの情報を収集

 調査は「趣味人倶楽部」1829人を対象に、4月4~9日の期間に行われており、回答者のうち60歳以上である1549人のデータを分析している。

 調査によれば、アクティブシニアの82.7%が新型コロナウイルス感染症に関する情報をインターネットで収集し、テレビ(93.3%)の次ぐ結果をなった。

 日常生活で気をつけていることとして、79.9%のアクティブシニアが「三密(密閉空間、密集場所、密接会話)を満たす場所を避ける」と回答しており、男性(77.2%)よりも女性(87.2%)の方が割合は高い。
 
オンラインで行うことが増えたことは「ネットニュースを読む」が最多に

 オンラインで行うことが増えたことを尋ねた質問では、「ネットニュースを読む」(60.9%)が最も多く、「無料動画を見る」(27.6%)、「SNSを読む」(25.4%)、「アプリで家族・友人とやり取りする」(23.7%)が上位となった。また、4人に1人が今後増えそうなこととして「オンラインショッピング」を挙げている。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、以前よりも意識するようになったこととして、「家族を大切にしたい」(53.3%)、「家で過ごす時間を充実させたい」(46.3%)、「健康のために運動をしたい」(46.1%)を挙げるアクティブシニアが多い。

 新型コロナウイルス感染症の終息後にしたいことは、「国内旅行」(69.1%)が最多で、「友人・仲間に会う」(58.1%)「外食する」(47.6%)も上位となった。男性よりも女性の方が、この傾向は顕著となっている。