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テレワークの実施は1割程度、シニアが勤務する企業の新型コロナ対策

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2020/04/09 08:30

 50歳以上のシニア人材に特化した人材派遣と人材紹介を提供するシニアジョブは、同社が紹介、または派遣しているシニア人材が勤務する企業に対し、新型コロナウイルスの感染防止に関するアンケート調査を実施した。


 今回のアンケートは、新型コロナウイルスに感染した場合、高齢者が重症化しやすいといわれているため、50歳以上のシニア人材を紹介、派遣する企業として、紹介先、派遣先の感染防止対策を調査したもの。

 調査の結果、回答したシニア雇用企業の約8割が、うがい・手洗いといった衛生強化を対策として実施していると回答し、何も対策していない企業は7%程度にとどまった。

 企業の6割弱が、いずれ新型コロナによる会社への影響が出ると思うと回答したものの、すでに影響が出ているとした企業は2割り程度にとどまり、回答企業への影響はまだ大きくないことがうかがえる。

 また、企業の約半数が、今すぐ人材を採用したいと答えており、人材不足に悩む企業がまだ多いことが分かる。調査対象が、すでにシニア採用経験がある企業であったこともあるが、全体の約4割は、今すぐ人材を採用したく、50歳以上も採用したいと回答していた。

 シニアジョブでは今後、このアンケート結果をアンケート対象に共有し、他社の対策の状況や、とくにテレワークや時差出勤の実施がまだ多くないことなどを伝えることで、新型コロナに関する注意喚起と、対策の参考にしてもらう予定。