• ホーム
  • トレンド
  • 「PayPay」の40%還元&「au PAY×dポイント」の実質42%還元、いくら使えば付与上限?

「PayPay」の40%還元&「au PAY×dポイント」の実質42%還元、いくら使えば付与上限?

 スマートフォン決済サービス「PayPay」と「au PAY」の大型還元キャンペーンが話題になっている。前者は飲食店を対象にした40%還元、後者は全加盟店対象の20%還元だ。さらに、au PAYは、ローソンとファミリーマートで実施中の「dポイント」20%還元キャンペーンとポイント還元事業を組み合わせると、実質最大42%還元になる。PayPayとau PAY×dポイントの還元キャンペーンはどちらもお得だが、いくら使うと付与上限に届くのか。

「PayPay」と「au PAY」のキャンペーンが大きな話題になっている

PayPayは飲食チェーン対象の40%還元キャンペーン

 まず、双方のキャンペーンを改めて確認する。PayPayは、「全国6500店舗以上の有名飲食チェーンで『40%戻ってくる』キャンペーン」。PayPay残高の支払いのみ有効で、通常は40%、Yahoo!プレミアム会員は50%を還元する。付与上限は500円相当/回、1500円相当/期間。期間は2月29日23時59分までとしている。今回は、Yahoo!プレミアム会員以外のユーザーが使うとして考える。
 
PayPayの「全国6,500店舗以上の有名飲食チェーンで
『40%戻ってくる』キャンペーン」

 同キャンペーンの対象になるのは、PayPayを導入している飲食店と自動販売機。キャンペーンサイトで紹介されている対象店舗は、サンマルクカフェ、すき家、日高屋、中華一番、来来軒、らーめん日高、ちゃんぽん 菜ノ宮、はなまるうどん、うまげな、さぬき麺屋、つるさく、サーティワン アイスクリーム、松屋、松のや、松乃家、チキン亭、マイカリー食堂、ヽ松(てんまつ)、松そば、ステーキ屋松、吉野家。自動販売機はコカ・コーラが提供するスマホアプリ「Coke ON」に対応する21万台以上の自動販売機だ。

au PAYとdポイントの組み合わせで実質最大42%還元

 au PAY×dポイントは、どちらも20%還元キャンペーンだ。au PAYは、「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」で、期間は2月10日~3月29日まで。au PAYの全ユーザー、全加盟店が対象で、ユーザーが期間中にau PAYで買い物をすると、会計金額の20%相当の「au WALLETポイント」が還元される。

 期間と付与上限は3つに分かれており、ステージ1(2月10日~3月1日)が3万ポイント、ステージ2(3月2日~3月22日)も3万ポイント、ステージ3(3月23日~3月29日)が1万ポイントだ。
 
au PAYの「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」

 dポイントは、ファミマとローソンを対象にしたポイントアップキャンペーン。実質20%還元だ。ファミマでの期間は1月28日~2月17日で、付与上限は3000ポイント。ローソンでの期間は2月3~16日で、買い物1回当たりの付与上限が500ポイント、期間中の上限が2000ポイントとしている。それぞれで上限まで還元を受ければ合計5000円相当の還元だ。
 
dポイントのファミリーマートを対象としたポイントアップキャンペーン

 au PAYとdポイントを組み合わせて使う場合は、2月10日~2月16日までの間に、ファミマかローソンでau PAYで買い物をした際に、dポイントカードを提示すると、au PAYで20%、dポイントで20%の合計40%還元になる。これにポイント還元事業の還元が加わると実質42%還元だ。ファミマでは17日までキャンペーンを実施している。
 
dポイントのローソンを対象としたポイントアップキャンペーン

いくら使えば付与上限?

 それぞれのキャンペーンが重複する期間で付与上限をみると、PayPayは1500円相当のPayPay残高、au PAYは3万円相当のau WALLETポイント、dポイントは総額5000ポイントになる。合計で3万6500円相当も返ってくる計算だ。

 次に、最大限に活用するために必要な金額を割り出す。1回あたりの付与上限も考慮すると、PayPayは3750円(1250円×3回)、au PAYは15万円の買い物をすれば、還元額は付与上限に届く。今回、dポイントはau PAYと併用する前提なので、au PAYを双方のコンビニで使っているうちに、dポイントは自然と上限に届くはずだ。

 ちなみにdポイントは、ファミマで1万5000円、ローソンで1万円(2500円×4回)支払うと付与上限に届く。この場合、au PAYの付与上限に届くまでの使用金額は12万5000円残っているので、家電量販店などで買い物をすると消化しやすいと思う。

 なお、au PAYで適用されるポイント還元事業(2%還元)の付与上限は1万5000ポイント/月だが、上限まで受け取るにはローソンとファミマで合計75万円の買い物をする必要があるので、今回は集計から除く。
 
au PAYもキャッシュレス・ポイント還元事業の対象決済手段になっている

キャンペーン活用にあたり注意したい点

 注意したい点もある。PayPayの実施期間が2月中なのに対し、au PAY×dポイントが組み合わせられるのは2月10日~16日あるいは17日までという点は留意しておきたい。このほか、決済方法やポイントを使い分けると還元先が分散してしまうリスクがある。管理しきれる自信がない場合は避けたほうが心配事が少なくて済む。

 また、au PAYの20%還元には、1週間の還元総額10億円を早い者勝ちで争奪するというルールがあり、家電量販店などで高額な買い物が相次げば、コンビニで使う前に総額が尽きる可能性もある。効率よく付与上限の還元を受けたい場合は、期間をずらすか、真っ先に家電量販店で買い物をしておくと安心かもしれない。(BCN・南雲 亮平)