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2020年は祝日のない月が増える? 月別に休日数をチェックしてみた

時事ネタ

2020/01/01 18:05

 ついに2020年がやってきた。今年は、東京五輪をはじめとしたビッグイベントが盛りだくさんだ。ところで、この時期に気になるのが「2020年の祝日」。土曜日と被って休みが減っているのではないか、大型連休で何日休めるのか。2020年のカレンダーをもとに月別で祝日数を調べてみた。

東京五輪が開催される2020年、休日は多い?少ない?

 まず、1月の祝日は「成人の日」の1日。毎年第2月曜日と定められているので、祝日の数に影響はない。今年は、11~13日が3連休になる。2月は、昨年まで「建国記念の日」の1日だったが、今年からは新たに「天皇誕生日」が追加される。建国記念の日の11日は火曜日。天皇誕生日は23日の日曜日なので、翌日の24日が振替休日になる。
 
 

 3月の祝日は、「春分の日」の1日。今年の20日は金曜日なので、20~22日が3連休になる。4月の祝日は、「昭和の日」の1日。人によってゴールデンウィークになる初日が、今年は水曜日となっている。
 
 

 「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」と3日の連続した祝日がある5月は、土曜日被りで休日が潰れる可能性が高いが、今年はセーフ。3日の憲法記念日が日曜日なので、6日が振替休日になる。暦通りなら5連休。4月30日、5月1日を休めれば8連休。さらに7日、8日を休めれば12連休となる。
 

 6月は、もともと祝日がない月なのでスルーする。7月は、10月第2月曜日の「体育の日」が7月24日に移動。「スポーツの日」と名称を変えて祝日になる。これは、東京五輪の開会式に合わせた20年のみの措置だ。それに伴い、「海の日」は前日の23日にスライド。23~26日が4連休になる。
 
 

 8月の唯一の祝日である「山の日」は月曜日。お盆の週がまるまる休みになる人であれば、8~16日で9連休になる。9月の祝日は、「敬老の日」「秋分の日」の2日。どちらも土曜日被りはなく、19~22日が4連休になる。
 
 

 「体育の日」が7月にスライドした関係で、10月はなんと祝日が0日に。11月は、「文化の日」「勤労感謝の日」の2日が祝日。「文化の日」は飛石連休だが、「勤労感謝の日」は月曜日なので21~23日が3連休になる。
 
 

 12月も10月と同じく「天皇誕生日」が2月にスライドした影響で、祝日の数は0日。参考までに、クリスマスイブが木曜日、クリスマスが金曜日でどちらも休日とはならない。おまけで年末年始休暇の日数を調べてみると、21年の3が日が金~日曜日となるため、例年より少ない7日間の連休になる人が多そうだ。
 
 

 総括するとトピックは以下の通り。「祝日の土曜日被りはなし(2016年以来、3年ぶり)」「2日分の祝日が移動(2月23日の天皇誕生日、7月24日のスポーツの日)」「6月だけでなく10月と12月も祝日がない月になる」。祝日が減らず休日の日数が多いのはうれしいが、祝日がない月が増えるのは頭の痛いところだ。ただ、3日以上の連休の数は多いので、旅行やレジャーの計画を立てるには絶好の1年といえるだろう。(BCN・大蔵大輔)