無印良品の「パスポートケース」は今年こそ貯金を成功させたい人の味方

レビュー

2021/02/01 18:30

 「今年こそ貯金するぞ!」と意気込んで2021年を迎えた人も多いのではないだろうか。かくいう筆者もその一人だが、貯金素人なので良い方法が見つからず、いろいろな家計簿アプリを使っては三日坊主で終わるというのを繰り返している。

 そこでに挑戦してみたのが、無印良品の「ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付(新)」を使った家計管理だ。1か月の予算と残金を簡単に把握できるほか、キャッシュカードやポイントカード、通帳など、お金に関するアイテムを一括管理できる便利さがSNSで話題を呼んだ。その魅力と活用術を紹介しよう。
 
無印良品の「ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付(新)」。
カラーはネイビー、黒、グレーの3色がある

パスポートケースはスリムなのに大容量

 「ポリエステルパスポートケース・クリアポケット付」は、旅先でパスポートや通貨を収納して持ち運ぶのに便利なトラベルアイテム。チャックを開けた左側には、パスポートや航空券が入る大きめのポケットとペンホルダーが付いている。右側には五つのカードケースと二つの収納スペース。真ん中はファインダーになっており、半透明のファスナー付きEVAケースが三つ付属している。
 
重さは190gと軽い。シンプルな見た目だが、
刺繍やワッペンで個性を出すユーザーもいるようだ

 手元に置いておきたい貴重品や地図、ペンなど、旅行中に必要なものを一括管理できるすぐれもので、活躍の幅の広さが人気を呼び、一時は品薄状態が続いていたほどだ。
 
手に持つと普通のポーチのように見える。
薄型なのでリュックやかばんの隙間にスポッと収まってスペースを取らない

1か月のやりくりの管理をこれ一つで完結

 ずぼらでお金の管理が苦手な筆者は、このパスポートケースを使って袋分け管理にチャレンジ。1か月分の生活費をまとめて引き出し、費目ごとに予算を決めてやりくりする方法だ。パスポートケースには付属のEVAケースが付いているので、それぞれ「食費」「日用品」「趣味」といった感じにカテゴライズしてお金を入れた。お札とケースの幅はほぼ同じで、雑に入れるとチャックにひっかかってしまう。また、小銭を入れると厚みが出て閉まりにくくなる点も要注意だ。
 
筆者は手近にあったアセテートフィルムを使ってカテゴリ分けしたが、
テプラを使うとより便利だろう

 紙の封筒に入れると折れたり、破れてしまったりすることもあるが、こちらはある程度の耐久性があるので安心。半透明なので残金も把握しやすく、しっかり考えて1か月をやりくりできるようになった。余った分は「繰越」とカテゴライズしたケースにし、ちょっとした自分へのご褒美に使ったり、貯金用の口座に入れたりしてモチベーションを上げている。
 
通帳やキャッシュカードも一緒に入るので、
月初めにお金を引き出しにいくときはパスポートケースを丸ごと持っていけばOK

 まだ始めたばかりなので、最初にどれくらいのお金を用意すれば良いか悩むことも。しかし、それがきっかけで何に何円使っているのか見直すことができ、無駄使いの防止につながった。封筒を使った管理よりは「しっかりしている感」があるが、アプリでの管理よりは手軽でシンプル。ずぼらな筆者でも続けやすく、これならやりくり上手になれそうだ。

EVAケースは単品で買い足せる

 より細かく費目を分ける場合、付属のEVAケース3個では足りなくなるだろう。そんなときは、「EVAリフィールクリアポケット・パスポートケース用(新)3枚入」(450円)を買い足せばOK。筆者は薄い財布を使っていて、ポイントカードなどが多くなると閉まらなくなってしまうので、カード用に「パスポートケース用リフィル クリアポケット(仕切り付き)」(250円)も購入。仕切りがあり、カード2枚をバラバラにならずに収納できる。
 
「EVAリフィールクリアポケット」(上)は無印の幅広のレシートが入らないのでちょっと残念。
「リフィル クリアポケット(仕切り付き)」(下)は名刺の管理にも便利

 これらのケースを買い足し、週ごとに予算を決めて管理したり、クレジットカードや積立金の管理にパスポートケースを活用している人もいるようだ。パスポートケースで家計管理をし始めてから、使った金額や残金がひと目でわかり、衝動買いを抑えて貯金のモチベーションを上げられるようになった。アプリや家計簿だけでは上手にやりくりできなかったという人は試してみると良いだろう。

 ほかにも、リフィルやカードをたくさん入れても厚みが出にくく、かばんに入れてもかさばらないのも魅力。通院セットやシステム手帳代わりにもなり、アイデア次第で使い道が無限に広がるアイテムだ。(TEKIKAKU・山崎理香子)