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まんなか野菜室を展開していた東芝ライフスタイルが25年ぶりにまんなか冷凍室の新シリーズを発売

新製品

2026/05/22 17:30

3つのステップに対応した機能で冷凍食材の品質を保持

 一般的に冷凍した食品・食材は、冷凍状態のまま劣化せず品質が保たれていると考えられがちだ。しかし、実は冷凍していても品質は劣化するのだ。

 東京海洋大学の鈴木徹名誉教授によると、冷凍食品・食材の品質は凍結・保存・解凍の掛け算で決まるという。特に問題となるのは保存と解凍である。保存温度が高い、または変動すると食材内部の氷結晶同士が結合して大きくなり、解凍時に旨味成分がドリップとして流出する。

 また、食材は凍っていても内部では化学反応が続いており、赤魚などはマイナス20℃付近でも変色が進行する。

 解凍では、氷結晶が最大化しやすいマイナス5℃~マイナス1℃の温度帯と酵素の活性化で変色やニオイが発生しやすい15~30℃の2つの温度帯に長くさらされないことが重要という。

 FREEZAは、この凍結・保存・解凍の3つのステップに着目し、凍結では「おいしさ密封急冷凍」、保存では「おいしさ持続上質冷凍+(プラス)」、解凍では「ブースト解凍」の機能を搭載することで、冷凍食品・食材の劣化を抑え、素材本来のおいしさをキープする。
 
FREEZAは凍結・保存・解凍の3つのステップに対する機能を搭載

 おいしさ密封急冷凍は吹き出し口から強力な冷気を送ることで、素早く食材をおいしいまま凍らせる。目指したのは業務用レベルの急冷凍だ。

 おいしさ持続上質冷凍+は、通常冷凍よりも低い温度で食材を保存。ドアの開閉などで庫内の温度が上昇するとセンサーが検知し、ドアが閉まった後ですぐに急速冷凍を行う。庫内の温度変化を最小限に抑えることで、霜付きや冷凍焼け、食材同士のくっつきを防ぐ。
 
低温で庫内の温度変化を抑えたおいしさ持続上質冷凍+
 
おいしさ持続上質冷凍+で1カ月間保存した食材(右上下)は
霜付きがなく食材同士がくっつかない


 冷凍した食材の解凍は、冷凍室より庫内温度が高い冷蔵室やチルドルームで行うのが一般的だ。FREEZAはチルドルームにブースト解凍機能を搭載し、解凍スピードを短縮。約20分で包丁が入るマイナス7℃の硬さまで素早く解凍する。

 ブースト解凍は、チルドルームの奥に配置した専用のファンと底面のアルミプレートの相乗効果で解凍を促進させる機能。冷凍室とチルドルームの庫内温度差に加えて、専用ファンによる送風と食材を熱伝導率の高いアルミプレートの上に置くことにより、解凍スピードが速まるのだ。

 さらに前述の氷結晶が生成・最大化しやすいマイナス5℃~マイナス1℃の温度帯を短い時間で通過させることで、解凍時のドリップ発生を抑え、食材の旨味と栄養素もしっかり守る。
 
ブースト解凍で20分後には約マイナス7℃まで解凍。
(上左右)冷蔵室解凍ではドリップが出る(左)がブースト解凍はドリップを抑制(右)
 
(上)奥に見えるのがブースト解凍の専用ファンで、
風はスリットを抜けて食材に当たる

冷凍だけでない便利な各種の機能も搭載

 FREEZAは冷凍食材の品質保持を追求した冷蔵庫だが、冷凍以外の機能も充実している。最下段の野菜室には「ハンドル付き使い切り野菜BOX」を搭載。透湿シートでうるおいをコントロールし、ラップなしで使いかけの野菜を約10日間新鮮に保存できる。
 
 使い切り野菜BOXは同社のVEGETAにも採用されていたが、FREEZAの野菜室はVEGETAと異なり最下段にある。そこで、立った状態でも取り出せるようにハンドルを付け、サイズを見直して従来よりも多くの野菜を収納できるようにしたという。
 
VEGETA搭載タイプを改良したハンドル付き使い切り野菜BOX

 野菜室と冷凍室の底面にはフタ付きの穴が空いており、掃除の際はケースを外さなくても細かいゴミを穴から捨てられるので、掃除の省力化が図れる。冷蔵室のドアは手がふさがっていてもタッチで開けられるタッチオープンを採用し、内側のフリードアポケットはワンタッチで高さが変えられる。
 
野菜室と冷凍室はケース底のおそうじ口から細かいゴミを捨てられる

 ニオイのある食材を庫内に入れると、他の食材にニオイが移ってしまう場合がある。冷蔵室と野菜室の通り道には「きれいループ」と「Ag+マルチバイオ脱臭」を搭載し、ニオイ成分の脱臭・除菌機能により庫内の空気を清潔に保つ。

 また、半ドアを検知するとメロディーに加えて音声アナウンスが流れ、庫内の温度上昇を検知した場合も音声アナウンスで通知する。スマートフォンとペアリングするとBluetoothスピーカーとしても使用可能。音楽やポッドキャストを聞きながらキッチンで作業ができる。

 なお、A590WFSおよびA540WFSと同容量で、きれいループと音声アナウンス、Bluetoothスピーカー機能を省き、クリアガラスのドアを採用したミドルクラスのA590WFとA540WFも発売されており、計4機種が新シリーズFREEZAのラインアップとなっている。
 
ミドルクラスのWFの本体色は
グレインアイボリー(左)とアッシュグレージュ(右)

 VEGETAとFREEZAが揃い、野菜室重視派にも冷凍室重視派にも対応できるようになった東芝ライフスタイルの冷蔵庫。冷凍食品・食材の使用頻度が高く、まんなか冷凍室タイプの購入を考えているのであれば、冷凍室の使いやすさと冷凍食品の品質保持にこだわったFREEZAを検討してみてはいかがだろうか。

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